【ソーシャル担当者 必見】ソーシャルメディアキャンペーンで成功した5つの海外事例をご紹介!

ソーシャルメディアが私たちの生活と切っても切り離せないほど、存在感を示す現代。

多くのビジネスはマーケティングキャンペーンにソーシャルメディアを活用し、成功を納めています。

また、消費者だけでなく、マーケティング担当者がFacebook、Youtube、TikTokといったソーシャルメディアプラットフォームが顧客を惹きつけ、

購買に大きく影響するものだと認識したことで、多くの企業は社内にソーシャルメディア担当者や部門を作るようになりました。

このように、ソーシャルメディアは企業にとってプラスに働くことがほとんどですが、時にはマイナスに作用してしまうこともあります。

Review Trackersの調査によると、約94%の消費者がソーシャルメディア上で何かしらの悪いレビューを見つけた場合、

その企業を避ける傾向にあるということが分かりました。

また、Pew Researchの行った調査によると、65%の人がソーシャルメディアが社会にネガティブな影響を与えていると回答。

一方で、ソーシャルメディアは社会にポジティブな影響を与えていると考えている人はわずか10%でした。

このように、ソーシャルメディアは情報を拡散したり、消費者とコミュニケーションを取るためにはパーフェクトなプラットフォームなのですが、

使い方によっては消費者にマイナスのイメージを持たれてしまう可能性があるのです。

では、企業、ブランドとして消費者にソーシャルメディアを通して良いイメージを持ってもらうにはどうすれば良いのでしょうか?

今記事では、ソーシャルメディア上で大成功を収めた海外のマーケティングキャンペーン事例を5つ紹介するとともに、

彼らの何が成功の要因だったのかなどを詳しくご紹介していきます。

ソーシャルメディアを使ってキャンペーンを実施しようと思っている方は必見です!

Facebokを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Carlsberg(カールスバーグ)

Facebokを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Carlsberg(カールスバーグ)

カールスバーグは、デンマークのビール醸造会社及びそのブランド名で、デンマーク語では「カールスベア」と呼ばれています。

Facebokを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Carlsberg(カールスバーグ)

画像引用:http://www.carlsberg-japan.com/top.html

通常、彼らのビール瓶やイメージカラーはこのような緑色をしているのですが、

2019年度チャンピオンズリーグ決勝戦に出場するリヴァプールFCを応援するため、カールスバーグは彼らのチームカラーに合わせた特別な赤いビールを作りました。

ビールとキャンペーンのプロモーションのために、カールスバーグは世界中のファンのFacebookネットワークの力を使い、

リヴァプールFCへのスポンサーシップと共に歩んでこれた歴史を祝ったのでした。

キャンペーンの一環として、ブランドはリヴァプールの監督ユルゲン・クロップからのビデオメッセージを、

インフルエンサーとリヴァプールファンに向けて共有しました。

2019年5月から7月のたった2ヶ月で、このキャンペーンは以下の結果を達成したのでした。

・広告に投資した費用の19倍もの金額が売り上げにつながった。

・リヴァプールFCとカールスバーグの関連性が7.2ポイント上昇

・カールスバーグのウェブサイトのトラフィックが9倍に増加

ポイント

フェイスブックのネットワークは、多くの人を惹きつける非常に強力な手段です。

カールスバーグは、リバプールのスポンサーとなることで、ブランドの認知度を向上させ、ウェブサイトへのトラフィックを大幅に増加させることができました。

このようなコラボレーションは、キャンペーンが終了した後もブランドの存在を意識させるのに効果的です。

Instagramを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Red Bull(レッドブル)

Instagramを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Red Bull(レッドブル)

画像引用:https://www.slideshare.net/SilkeMiedema/examples-of-social-media-campaigns

画像引用:https://www.slideshare.net/SilkeMiedema/examples-of-social-media-campaigns

28年以上にわたって消費者に「翼を授ける」ブランドであるレッドブルは、2020年にフォーブスが発表した、

世界最強ブランドランキングで69位にランクインしています。

レッドブルのエナジードリンクは170カ国以上で販売されており、世界のどこでも彼らのドリンクは人気を博しており、

全世界で600億缶以上売れたことも不思議ではありません。

また、レッドブルは定番の青い缶のドリンクのみならず、定期的に季節限定エディションや新しい味を発売しています。

今回ご紹介するキャンペーンの目的は、オーストラリア市場向けのトロピカルフレーバーのエナジードリンク「サマーエディション」の発売にあたり、

ブランドの認知を高めることと、それに伴い販路を拡大することでした。

この目標に対し、キャンペーン自体のシンプルさとブランド構築に重点を置いたレッドブルは、

夏の到来を前にプロモーションのティーザーとしてキャンペーンの道筋をつけました。

この缶の新しいデザインに注目してもらうために、夏の日を表現したさまざまな画像や映像に黄色缶を映すことで、

そのドリンク=夏 というイメージを作り上げたのです。

その結果、#thisissummerというハッシュタグでInstagramでトレンド入りを果たしたのでした。

結果

・好感度が9ポイント上昇

・120万人の消費者にリーチを達成

・UGCが多く投稿されるきっかけを提供

ポイント

ソーシャルメディア上で展開されるキャンペーンには既存の大きな市場にアクセスできるという利点があります。

また、エンゲージメントの高いユーザーを誘導するのに、Instagramが持つパワーは大きいのです。

インスタグラムを活用して顧客基盤を拡大するためには、ソーシャルネットワーク内およびソーシャルネットワーク間でのカスタマージャーニーを理解し、

それらも活用できるようにする必要があります。

Twitterを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Auto Trader(オートトレーダー)

Twitterを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Auto Trader(オートトレーダー)

画像引用:https://www.autotrader.co.uk/content/advice/moderation-rules-for-dealer-reviews

画像引用:https://www.autotrader.co.uk/content/advice/moderation-rules-for-dealer-reviews

Auto Traderは、1997年に設立された自動車の買い手と売り手のオンラインマーケットプレイスです。

ディーラーと個人の売り手からの新車、中古車、認定中古車を集めており、同社が運営するサイトでは自動車のレビュー、

買い物のアドバイス、自動車の融資や保険情報の比較ツールなどをユーザーに提供します。

Auto Traderは、2018年ワールドカップキャンペーンでブランドハッシュタグ#AutoTraderGoalsを使用し、ブランドの認知度を高めたいと考えていました。

しかし、Auto Traderは2018年ワールドカップキャンペーンのスポンサーではなく、他の大手企業のスポンサーよりも目立つ必要がありました。

では、彼らはどのようなキャンペーンを企画したのでしょうか?

なんと、彼らはイングランドがゴールを決めるたびに、車が1台無料で提供されるキャンペーンを実施したのでした。

まさか、車がプレゼントされるなんて、人々の予想を大きく上回る施策を企画した結果、彼らは大きな功績を残したのでした。

ここまでインパクトのある内容だと、成功せざるを得ないのですが、特にこのキャンペーンを成功に導いた要因は以下のものだと考えられています。

・キャンペーン動画で注目を集めた。

・Twitterという媒体を選んだことで、ユーザー間の会話を促した。

・ツイッターのカンバセーショナルカードを使い、リーチを増やした。

・人々の予想を上回るプレゼントにより、オーディエンスを沸かせることができた。

Linkedinを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Maersk(マースク)

Linkedinを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Maersk(マースク)

画像引用:https://www.xlstat.com/ja/company/client-references

画像引用:https://www.xlstat.com/ja/company/client-references

マースクは、世界150カ国に航路を持つ世界最大のコンテナ船会社です。

彼らはマーケティング活動のために、様々なソーシャルメディアチャネルを活用しています。

彼らは顧客との密なコミュニケーションを図るため、顧客がどのソーシャルメディアでつながることを望んでいるかに関する調査を実施しました。

その結果、顧客は他のどのネットワークよりもLinkedInでつながることを好んでいることを発見したのでした。

この結果をもとに、同社は、B2Cクリエイティブ・アプローチの一環としてLinkedInを利用し、フォロワーに海運業界のニュースを提供。

また、業界のトレンドや問題を取り上げ、フォロワーが会話に参加できるように促しています。

そのようなコミュニケーションにシフトした結果、魅力的なコンテンツを開発することで、

マースクはLinkedInで強力なソートリーダーシッププロフィールを作成し、その評判を高めています。

たとえば、ビデオコンテンツを使用して、重要なビジネスに関わる問題について議論するなどして、LinkedInをコミュニケーションの場として活用しているのです。

マースクは、さまざまな LinkedIn ページを効果的に使用しています。

ページのすべての要素を完成させ、自社のブランドを包括的に伝えることができるように構築し、

すべてのページでコミュニケーションをリンクさせ、メッセージに一貫性を持たせています。

結果としてマースクは、さまざまなコンテンツ形式を使用してLinkedInの力を活用し、

ソートリーダーシップを確立し、フォロワーに価値を提供することでリーチを拡大することができました。

Youtubeを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Jamie Oliver’s Food Tube(ジェイミーオリバー フード)

Youtubeを活用したソーシャルメディアキャンペーン:Jamie Oliver's Food Tube(ジェイミーオリバー フード)

ジェイミー・オリバーのYouTubeチャンネル「Food Tube」では、レシピやチュートリアル、ゲストとのコラボ料理動画などを配信しています。

このチャンネルでは、チャンネル登録者から投稿や提案のアイデアを募り、

オーディエンスがストーリーを創る一員になることができるようになっています。

このチャンネルでは、食べ物が好きで、料理が好きなフォロワーによる活気に満ちたインタラクティブなコミュニティを構築することを目的としています。

また、このチャンネルでは、印象的なブランディング、チャンネルトレーラー、

「Cooking with Kids」(子供とクッキング)や「Staying Healthy」(健康でいるために)などと名前をつけられた、プレイリストを使用しています。 

そのため、オーディエンスは自分の見たいものを探すことがすぐにできるだけでなく、さまざまな切り口のコンテンツを楽しむことができるのです。

各ビデオには分かりやすいタイトル、キーワードを含む説明文、そして視聴者を引き込むためのサムネイル画像が含まれています。

現在、Jamie Oliver’s Food Tubeの登録者数は550万人を超え、料理チャンネルの中でも成功を収めていると言えるでしょう。

また、Food Tubeは、コンバージョンや売上を上げるために製品を押し付けることは一切ありません。

魅力的で楽しいコンテンツを提供しながら、フォロワーにコラボレーションを呼びかけ、食を愛する人々の「コミュニティ」を構築することを目指しています。

その結果、彼のWebサイトへのアクセスが増えたり、彼が出版している料理本の売り上げに繋がっているのです。

「売りたい」気持ちがバレてしまうと、消費者はどうしても買いたくなくなったり、少し残念な気分になってしまうかもしれません。

しかし、「素敵なコミュニティを作りたい」ことが目的だと消費者に伝われば、彼らは自然とあなたのファンになり、

良い気分であなたの商品を購入するようになるかもしれません。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はソーシャルメディアキャンペーンで成功した5つの海外事例をご紹介いたしました。

ソーシャルメディアは消費者とコミュニケーションをとるのに欠かせないプラットフォームです。

使い方次第ではあなたのブランドや企業の可能性を大きく飛躍させることができるので、

あなたのブランドや商品に合うソーシャルメディアを選び、キャンペーンを実施しましょう。

また、キャンペーンを企画するのに今回ご紹介したキャンペーン事例を参考にアイデアを考えてみるのも良いかもしれません。

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著者紹介

代表取締役CEO
1985年生まれ。岩手県出身。
SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。