【マーケター必見!】UGCを活用したマーケティング事例5選

何をするにもデジタルが主流になった今日、変化の多いデジタルマーケティングの世界では、

毎年さまざまなトレンドやマーケティング手法が生み出されます。

また、消費者の生活の中心にデジタルが存在することで、彼らは簡単に情報を収集、発信できるようになりました。

今までは企業側が広告を介してブランドの魅力や新商品の情報を伝えていましたが、そのような一方的なコミュニケーションに多くの消費者は難色を示しているのではないでしょうか。

これは本当に信頼できる情報なのか? 

デジタルの発達は私たちの生活に計り知れない恩恵を与えてくれていることは事実ですが、

一方で情報が溢れていることで消費者の迷いを生み出してしまうこともあります。

​​KDDIエボルによる調査、EC・通販ユーザー動向調査レポート2021”確報版”によると、

「情報収集してから購入を決める」という人は94%で多くの消費者がクチコミや他者の評価を購入の際に参考にしていることがわかったのです。

これは本当に信頼できる情報なのか? 

この調査からもわかるように、ネット上に溢れる情報に惑わされないためにも、

彼らは判断基準として、その商品に対する他者からのクチコミやコメントを購入前に参考にし、購入を決断しています。

では、その商品の魅力や信頼感を消費者に「信じてもらえる形」で伝えるベストな手段とは 一体 何なのでしょうか?

それが今回の記事で紹介する「UGC」です。

今回は、UGCの概念から活用方法、UGC成功事例までUGCに関する全てをご紹介いたします。

この記事を読み終わった後、あなたはUGCをうまく活用するマーケティングアイデアが、いくつか思いつくはずです!

UGCとは?

UGCとは?

UGCとは?

UGCとは、英語でUser Generated Contentsの頭文字をとった言葉で、日本語に訳すと、「ユーザーによるユーザーのためのコンテンツ」という意味になります

簡単に定義すると、UGCとは、ブランドのユーザー、ファン、フォロワー、インフルエンサーが、

ブランド製品を使用体験を他の消費者に紹介するために作成・公開するコンテンツのことを言います。

例えば、化粧品を購入したユーザーが使い心地を紹介するために

「〇〇のファンデーションを使ってみた!」という投稿を解説と共にYoutubeにアップするとします。

UGCとは?

UGCとは?2

その投稿を見て、実際にそのファンデーションの購入を検討していた消費者は購買意欲は

さらに高まることでしょう。

なぜなら、それらのコンテンツは毛穴ひとつ無い、加工されたモデルの写真が使用された広告ではなく、

使用感やコメントがよりリアルなものであり、自分と一緒の立場であるユーザーの本音の下に成り立っているからです。

では、企業やブランドはどのようにしてUGCをうまく活用していくべきなのでしょうか?

企業がUGCを実践すべき理由とは?

企業がUGCを実践すべき理由とは?

UGCをうまく活用することで得られるのは、多くのユーザーからのクチコミだけではありません。

それらは、ブランドとユーザーの間に構築される信頼関係、ユーザー間の強いコミュニティーの創造、新しいアイデアの発見など、さまざまな利点が上げられるのです。

ここでは、具体的にブランドがUGCを利用することで上げられるメリットをご紹介いたします。

・ユーザーが自らの実体験を語ることでブランドや商品への信頼感が高まる。

・自然な形でブランドの広告が生まれる。

・ブランドとユーザーの強い関係構築に繋がる。

・ブランドに親しみやすさを感じてもらえる。

・クチコミによって広がることで、コンバージョンと売上を促進することに繋がる。

UGCを利用する最大の利点のひとつは、ブランドとユーザーの双方にとってメリットがあるということです。

UGCはユーザーが自らコンテンツを生み出すことで、ブランドや企業側からの一方的なコミュニケーションではなく、

ユーザーと一緒にマーケティングを創造することに繋がるのです。

また、UGCはユーザー自らがコンテンツを作成することで、多くの潜在顧客から信頼を勝ち取ることにも繋がります。

インスタ映えを狙った商品や飲食店もこのようにUGCをユーザーが作成することを見越しての戦略だったと言えます。

企業がUGCを実践すべき理由とは?

UGCとCGMの違いって?

UGCとCGMの違いって?

UGCについて学んでいく上で欠かせない用語をここでひとつ、ご紹介させていただきます。

みなさんはCGMという言葉をご存知でしょうか?

「CGM? UGCとかCGMとか、英語ばっかりでわからない!」と感じる方もいるかもしれません…私も最初はそう思っていました。

しかし、言葉の意味と内容さえ理解してしまったら、これらのワードや概念は全く 複雑なものではありません!なので、一緒にどんどん吸収していきましょう!

-CGMとは?

CGMとは、Consumer Generated Mediaの略で、ユーザーが自ら作成したコンテンツを投稿するプラットフォームサービスのことを言います。

つまり、Instagram、Twitter、Facebook、TikTok、YouTube、Yahoo知恵袋、Quora、クックパッドなどのプラットフォームはCGMとなります。

一方、UGCはUser Generated Contentsの略で、ユーザーが自ら作成したコンテンツのことでしたよね。

Instagramに投稿される写真や、TwitterやFacebookに投稿されるユーザー自身が書いた文章、YouTubeなどに投稿される動画。

また、Yahoo知恵袋やQuoraに投稿される質問と回答もUGCになります。

つまり、“CGMを構成しているのはUGC” という構図になります。

UGC=コンテンツ

CGM=プラットフォーム

UGCを実施する際に気をつけること

UGCを実施する際に気をつけること

UGCは自社ブランドをユーザーと共に盛り上げて行ける、画期的かつ理想的なマーケティング手法である一方、しっかりとした企業側の管理も求められてきます。

なぜかと言うと、UGCは自由度が高い分、素晴らしいアイデアやバズが生まれたりする一方で間違った方向に商品が扱われてしまう、

最悪の場合、炎上してしまう恐れも十分に考えられます。

ですので、ブランドや企業側はCGMに投稿されているUGCを定期的にチェックすることを怠ってはいけません。

コンテンツの全てに目を通すことは大変かもしれませんが、TwitterやInstagramなどで自社ブランドがハッシュタグ、

トレンドに変な形で載っていないか、もしくはユーザーが投稿したコンテンツが誰かを不快にしていないか、

違法なものではないかなどをチェックするのはブランド、企業側の責任になります。

その点だけをしっかり抑えていれば、UGCは大いに期待できるマーケティング手法です。

使い方、広げ方をしっかり理解した上で、ユーザーが楽しく参加できるマーケティング施策を打ち出すのがブランド、企業側の腕の見せ所と言えるでしょう。

UGCの種類

UGCの種類

最後にUGCの具体的な使用方法を事例を交えてご紹介いたします。

これであなたも次のマーケティング施策に具体的なアイデアが浮かんでくるはずです。

ソーシャルメディア上のコンテンツ

世界の人口の約51%が毎日ソーシャルメディアを利用していることを考えると、

ソーシャルメディアのコンテンツがブランドにとっていかに重要であるかは一目瞭然ですよね。

ソーシャルメディアで人々は自分のライフスタイルや、自分が宿泊したホテルやレストランで楽しんだ食事の内容、体験をシェアします。

このような投稿は、最終的にはブランドにとってのUGCとなり、戦略的にUGCが生み出されるようにユーザーや消費者に働きかけることが重要です。

「インスタ映え」なスイーツなども、ソーシャルメディアで生み出されるUGCが狙いです。

UGCの種類

ソーシャルメディアで生み出されるUGCは、新たなターゲット層にリーチできるだけでなく、ユーザーのエンゲージメントを高めるのに役立ちます。

簡単に言えば、ソーシャルメディア上でブランドについて少しでも言及している投稿は、ブランドにとってのUGCなのです。

クチコミ

UGCで絶大な効果を生み出すのが、クチコミです。

クチコミサイトはここ数年で大きな広がりを見せました。

例えば、食べ物についてのクチコミは「食べログ」で確認し、化粧品についてのクチコミは「@コスメ」でチェックしたりしますよね。

私たちの生活の一部になっているクチコミは、何かを購入する前、どこかにいく前には欠かせないものになってきています。

UGCの種類2

出典:Olapic『Facebook & Instagram Advertising With UGC : A Practitioner’s Guide』より

実際にOlapicが実施した調査によると、63%の生活者が、購入前に商品のUGCをSNSで探していると言う結果が出ています。

逆を言うと、購入を検討している商品を検索した際に消費者が求めるに値しない量の情報、

もしくは十分でない評価を得ていないコメントを見つけた場合、その商品は「優良商品でない」と判断されると言うことでしょう。

そのような事態を防ぐためにも、企業やブランドはユーザーからクチコミを集めることに注力すべきだと言うことが言えます。

また、クチコミは新規顧客を生み出すだけでなく、既存顧客との繋がりを深めるのにも役立ちます。

例えば、あなたは飲食店のオーナーだとします。喜ばしいことに、店は繁盛しクチコミもサイトに沢山投稿されている状況です。

「もっとお客さんに喜んでもらうには、どうすれば良いだろう?」

そう考えたあなたは、お客さんからのクチコミに丁寧に返事をすることにしました。

すると、自分のクチコミにオーナーから丁寧な返信を得た常連客は「店と同じで素敵な対応だな」と思うかもしれません。

また、それらの一連のやりとりを新規顧客が目にすることで、あなたのブランドを「信頼できるブランド」として評価し、

その店を訪れてみようと思うきっかけになるかもしれません。

ユーザーとの信頼は一晩では構築されません。だからこそ、UGCをうまく活用してユーザーとの信頼関係を構築していきましょう。

動画形式のUGC

動画形式のUGCを語る上で欠かせないプラットフォーム、それはInstagramとYoutubeです。

私たちは日常生活の中で当たり前のようにそれらのプラットフォームを使用していますが、

あなたはそのプラットフォームにアクセスするユニークユーザーの数をご存知でしょうか?

世界規模で見た時、Youtubeには毎月20億人のユニークユーザーがいて、Instagramには毎月10億人のユーザーがいるのです。

そして、そこにはUGCを好んで作成するユーザーやインフルエンサーが沢山居るのです。

彼らはその商品の使用感、使い方を彼らなりに紹介することで多くのファンを獲得し、それで収益を得ています。

ファッションが得意なクリエイターは化粧品や洋服を紹介し、電化製品が好きなクリエイターは新しいテック商品を紹介するなどして、

特定のファンに向けてコミュニケーションをとっています。

では、なぜ企業にとって動画形式のUGCは重要なマーケティングコンテンツのひとつなのでしょうか?

それは、そのコンテンツがマーケティングではなく、エンターテイメントコンテンツとしてインフルエンサーのファンに提供されているからなのです。

中にはマーケティング目的でそれらのコンテンツを制作するクリエイターももちろん存在します。

しかし、消費者から絶大な支持を得ているコンテンツクリエイターはその部分を見せずに商品を紹介しているのです。

もしくは、その商品紹介の仕方に忖度がなく、あくまで正直な「彼らの感想」を伝えることで、消費者はそこに透明性を見出し、

さらにその企業の商品、そして何よりもその商品を紹介しているコンテンツクリエイターに信頼を寄せるのです。

本物志向の時代、「Authenticity:信頼性」というキーワードがブランドだけでなく、Youtuberにも求められているからこそ、

そこには消費者にリアルを見せるクリエイターが好まれるのでしょう。

GenZのトレンドでもある「Authenticity:信頼性」については、別の記事でご紹介しているので、

そちらでブランドに求められる透明性、信頼性についてはご覧ください。

ブログ記事

ブロガーという言葉に少し時代を感じるかもしれませんが、彼らの持つ効果は絶大です。

デジタルが発達してきた現代だからこそ、多くの人は何か知りたいこと、疑問があるとすぐにGoogleに質問を投げかけます。

新しく買った商品の使い方から、コーディネート方法、料理のレシピ、体調不良の原因まで。

ブランドや企業にとって大切なこと、それはブロガー(=コンテンツクリエイター)たちが記事を書きたくなるような商品を開発することです。

もちろん、既存の商品をインフルエンサーマーケティングとして彼らに対価を払い、ブログやSNSで紹介してもらうことは可能です。

しかし、現代の消費者はそのような金銭のやり取りが行われている上での商品紹介については厳しい目を持っています。

「お願いされたから、紹介しているのでは?」「結局、宣伝なんでしょ?」

そういった感情を潜在顧客に持たれてしまっては、ブランドのイメージダウンにもつながりかねません。

ですので、目指すべき形はブロガーに選ばれる商品としてマーケットに存在することなのではないでしょうか。

また、宣伝をしていただいていることを伏せた状態でインフルエンサーに紹介していただくことはステルスマーケティングになってしまうので、お気をつけください。

ハッシュタグキャンペーン

皆さんは、「#ShareACoke」や「#IceBucketChallenge」というキャンペーンをご存知でしょうか?

UGCの種類3

これらのキャンペーンは、今までに行われたハッシュタグキャンペーンの中でも大きな成功を収めた、有名なキャンペーンのひとつなのです。

ハッシュタグキャンペーンとは、企業側が特定のハッシュタグを設定し、

ユーザーが投稿したコンテンツをブランドが自社商品の人気や信頼性を高めるために行うマーケティング施策のことを言います。

また、#ShareACokeキャンペーンに関しては、ユーザーが自らの名前や友人、家族の名前が書かれたボトルを発見することで、

「発見した興奮を誰かにシェアしたい!」という人間の本能的な感情をうまく刺激することで、

自然とUGCの作成に繋げた画期的なキャンペーンだったと言えます。

ハッシュタグをうまく活用して、ブランドとユーザーだけでなく、ユーザー同士がつながれるキャンペーンを考えてみるのはどうでしょうか?

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はUGCの意味から、具体的な活用方法までを一気にご紹介いたしましたが、

何か自社で活用できそうな学びやひらめきはありましたか?

今後、さまざまなソーシャルメディアの誕生により、色々な形のUGCが誕生すことになるでしょう。

ですので、常に自社ブランドがどのメディアプラットフォームと親和性があるか、どのようなUGCがトレンドになっているのかを知ることも重要になってきます。

変化を味方に、ユーザーが参加したくなるようなUGC作成のきっかけを作ること、与えることが、他社との差別化ポイントになるでしょう。

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著者紹介

代表取締役CEO
1985年生まれ。岩手県出身。
SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。