どんな商品やサービスを販売するにしても、デジタルマーケティングは必須になっている今日。
あなたがデジタルマーケティングの施策を始める際に、「デジタルマーケティング おすすめ」と検索すると、数えきれない程のヒントがヒットするでしょう。
しかし、難しいのはそんな大量な情報の中からあなたの提供しているサービスやビジネスに沿ったデジタルマーケティング戦略を選択することなのです。
「シンプルかつ、効果的なデジタルマーケティングのヒントがひとつの記事にまとまっていれば…」
そう思っている方に朗報です!
今記事では明日から使えるほど簡単かつ、効果が見込めるデジタルマーケティングのヒントを厳選してご紹介いたします。
CONTENTS
SMARTなマーケティング目標を設定する
バケーションの計画を立てるとき、人々がまず始めにすることは何でしょうか?
それはどこに行こうか、「場所」を決めることですよね。
マーケティングも同じなのです。
どこかに向かうには、まず「どこに行くか」という目的地を決めなければなりません。
目的地を決めなければ、実際に旅行に行ったとしてもそこが目的地なのかどうかもわかりませんよね。
つまり、マーケティング施策を展開する際は必ず、どのような目標を達成しようとしているのかを知ることが重要なのです。
そして、その目標は漠然としたものではなくできるだけ具体的なものであるべきなのです。
もし、「売り上げを30%伸ばす」という目標を掲げたとして、それは何を起点にしての売り上げ30%なのか?どのくらいの期間で?というような、詳細を詰めていく必要があるのです。
そんな時に役立つのがSMARTを活用したマーケティング計画なのです。
Specific:具体的であること
-あなたの目標は具体的に表現できていますか?
「誰が、何を、いつ、いくらで」といった具合に、望ましい結果を明確にしておきましょう。
Mesurable:測定可能であること
-その目標は測定可能なものでしょうか?KPI( 主要業績評価指標)で成果を常に確認できるようにしておきましょう。
Achievable:達成可能であること
-大胆な目標を設定することは自由ですが、一方で現在の成長をベンチマークとして、もしその目標が現実的ではない場合、その施策は成功する確率が低いかもしれません。
達成できそうな要因を少し考えてみましょう。
Related:経営目標に関連していること
-その目標は、あなたの会社の経営目標、及びマーケティングやビジネス戦略に整合性はありますか?
Time-bound:時間制約を設けること
-実際にその目標を達成するための時間的制限を設定する。
目標を設定して、それを達成するのに何十年もかかっていては意味がありません。
もちろん、何十年もかけて達成する戦略なども存在していますが、もしそれが本当は1年で達成できるはずのものだとすれば?
時間を無駄にしてしまう前にその目標を達成するにあたって、どのくらいの時間がかかりそうかを計算しておきましょう。
正しいKPIを追跡する・分析する
マーケティングの目的に合ったマーケティングKPIを追跡・分析することはマーケティング施策を実施するにあたり、目標を持つことと同等に重要なことです。
GPSは、旅行中に自分が正しい道を進んでいるかどうかを教えてくれます。
では、マーケティングのためのGPSは何でしょうか？
それが、マーケティングのKPIなのです。
目的地が決まったら、このKPIが正しい方向に向かっているかどうかを常に教えてくれるのです。
しかし、どのようなマーケティング施策でも、すべてのKPIが同じというわけではありません。
あなたの掲げる目標に近づいているかどうかをしっかりと判断できるよう、目標にあったKPIを設定するようにしましょう。
シンプルで論理的なWebサイト構造を設計する
人々が検索エンジンに検索ワードを打ち込み、あなたのウェブサイトにたどり着いたとします。
もし、あなたのウェブサイトのページが乱雑で彼らが欲しい情報がすぐに見つけられないような構造なら、
その時点で彼らはあなたのブランドやサービスについて知ることをやめてしまうかもしれません。
ですので、全てのページがトップページから数クリックで移動できるよう、ウェブサイトの構造を採用するようにしましょう。
多くのウェブサイトでは、ほとんどのページがホームページから4回以上クリックする必要なく、異なるページに移動できるように設計されています。
それ以上のクリックをユーザーに求めてしまうと、彼らは情報を探す道のりで迷子になってしまう可能性があります。
あなたのウェブサイトは初見の人が見てもみやすい構造になっていますか?一度確認してみましょう。
明確なポジショニング・ステートメントを作成する
東京都は大都会ですが、街の面積としては小さいものです。
にも関わらず、ジムやフィットネスセンターは何百個もありますよね。
ジムやフィットネスセンターだけではありません。レストランもそうですし、アパレルなどのブランドなどもそうです。
もし、あなたが実際に東京のどこかにあるジムに通っているとするのなら、この質問を考えてみてください。
なぜ、あなたはそのジムを選んだのですか?
もしかすると「自宅から近かった」ということが理由かもしれませんし、もしかすると「デザインや置かれている器具が自分の好みだった」とあなたは答えるかもしれません。
これをマーケティングの業界で「ポジショニング」と呼びます。
ポジショニング・ステートメントでは、あなたの製品やサービスが一体何なのか、なぜ他と違うのか、なぜターゲット顧客にとってそれが重要なのかを明確に説明しなければなりません。
あなたのブランドを「選ぶべき理由」を具体的にあなた自身が説明できないのならば、それを顧客が理解することは不可能なのです。
ここでは、簡単な確認項目をご紹介いたします。
・ターゲット顧客は誰なのかを理解する。
・競合他社をリストアップする。
・自社の製品・サービスをユニークにしている属性や特徴を把握する。
→何があなたのブランドをユニークにしているのか
・これらの属性や特徴が顧客に何をもたらすかを把握する。
・これらの価値を重視するターゲット市場を見つける。
Googleビジネスプロフィールの作成
Googleビジネスプロフィールの作成
地域のお客様にサービスを提供するローカルビジネスの場合、Googleビジネスプロフィールは必要不可欠です。
このプロフィールを登録することで、ウェブ検索とGoogleマップの両方で、あなたのサービスに関連するGoogle検索でより上位に表示されるようになります。
Googleマイビジネスでは、このプロフィールを最適化するのはとても簡単で、30分ほど時間があればできてしまいます。
先にページを準備しておくのと作らないのでは新規顧客の獲得に他者と大きな差がついてしまうので、早急に作るようにしましょう。
競合の少ないトピックを狙う
マーケティングにおいて重要なこと、それは「長期は短期間の積み重ね」だということです。
長期的な成長を実現するには、短期間で効果を出し続けることが必要不可欠なのです。
しかし、それはただ短期間で成果を上げて終わり ではなく、成果を出し続けることのできる構造をきちんと計画的に構築しなければならないのです。
簡単に言えば、「今」生き残ることができなければ、長期的に存在することはできないということです。
ですから、あなたのビジネスにとって最も価値のあるキーワードでランクインすることを望んでいたとしても、
もしそれを実現するのに時間がかかるのならば、その間に、競合の少ないキーワードでのランキングを開始しましょう。
これらのキーワードは、それほど労力をかけずにランクインできるキーワードなので、通常これらのキーワードで上位にランクインし、
オーガニックトラフィックを獲得するために、多くのリンクを構築したり、高いウェブサイトオーソリティを持ったりする必要はありません。
徐々にサイトへのトラフィックを増やすことができてきたら、あなたの本命のキーワードに少しずつコンテンツを切り替えても良いかもしれません。
1つのソーシャルメディアでフォロワーを作る
TikTokでコンテンツを投稿するのか、それともInstagramで美しい写真を投稿することにこだわるべきか？
Twitterで面白い呟きをするのか、LinkedInでビジネスで使えるブログを書くのか…。
あるいは、新しいソーシャルメディアプラットフォームに賭けてみるのもいいかもしれません。
何はともあれ、使用するソーシャルメディアはまずは1つだけに絞るようにしましょう。
最新のツールだからといって、毎回新しいプラットフォームに参加しては投稿をやめる、なんてことで時間を無駄にしないようにしましょう。
複数のソーシャルメディアプラットフォームに参加する魅力は大きいです。
しかし、その誘惑に負けてはいけません。
各プラットフォームでうまくやるということは、ネイティブにフィットするコンテンツを作るということです。
もちろん、それには、多くの時間や労力、リソースが必要になってきます。
たとえ、コンテンツを再利用し投稿しているとしても、それは大変な作業です。
確かに、他のブランドはそのようなことを簡単に見えるかもしれませんが、それは彼の後ろにチームがいるからです。
あなたが一人でやっているのであれば、彼の努力を一晩で再現することはできません。
どのソーシャルネットワークを選ぶべきでしょうか？
それは、マーケティングの目的（ヒント1）に立ち戻る必要があります。
ターゲットとするユーザーがTwitterを利用していて、目標に近づけるのであれば、Twitterを利用するのがよいでしょう。
強力なフォロワーを築いた後は、他のソーシャルメディアプラットフォームに拡大しましょう。
少しずつ、フォロワーを増やしていくためにもまずは一つのプラットフォームで成果を上げることに集中しましょう。
メールリストの作成
先程のヒントでは、ひとつのプラットフォームでフォロワーを増やすことを推奨していますが、そのオーディエンスを「自分のもの」にすることはできないことを覚えておいてください。
あなたはそのソーシャルメディアプラットフォームを「借りている」のです。
つまり、そのプラットフォームがあなたのリーチを制限しようと思えば、制限することができてしまうということです。
しかし、Eメールは違います。誰もあなたのリーチを制限することはできません。
ですので、「メールリストを制作する」というアドバイスは時代遅れのデジタルマーケティングのアドバイスのように思えますが、決して悪いアドバイスではありません。
すべてのビジネスがEメールリストを持つべきです。
最も簡単な方法は、潜在的な購読者にメールリストへの参加と引き換えに何かを提供することです。
それは高価なものでなくて構いません。例えばeBook、無料体験コース、お得な割引など。
どんなものでもかまいません。
検索トラフィックの見込めるトピックをターゲットにする
Googleで上位表示したいのであれば、対象となるトピックは、人々が検索しているものであるべきです。
それは理にかなっていますよね？
しかし、ほとんどの企業は記事を作成し、それがランクインすることを祈ることによってブログを開始します。
「希望」は「戦略」ではありません。私たちは意図的に得ることができるのです。
記事がランクインすることを「望む」だけではなく、記事をランクインさせるために「戦略」を立てましょう。
そのためには、検索トラフィックの見込めるトピックをターゲットにする必要があるのです。
人気のないプラットフォームで広告を掲載する
Facebook、Instagram、Google Adsといったプラットフォームは多くの人が知っているメディア媒体です。
そしてこれらを有料広告のプラットフォームとして使うことはデジタルマーケティングにおいて当たり前の選択肢になりつつあります。
しかし、YouTube、Twitter、Quora(質問サイト)、そしてTikTokも広告プラットフォームを持っていることを忘れてはいけません。
あなたのターゲットオーディエンスがこれらのプラットフォーム上に存在し、
それらのプラットフォームでのリーチが有効だと感じたのならばそれらのプラットフォームの利用を検討する価値があるのではないでしょうか。
退屈な作業を外注する
あなたが今している作業は同じことの繰り返しですか?
その作業は効率化して、外部に委託することができそうですか?
もし、同じことを何度も何度も繰り返し、その作業に時間が割かれているのなら作業自体を外部に委託することを検討しましょう。
繰り返しが可能なタスクについては、フリーランサーや、フルタイムのスタッフを雇っても良いかもしれません。
そのためにも、まずは効率化できる部分とできない部分を分けることから始めるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は簡単で効果的なデジタルマーケティングのヒントについて詳しくご紹介いたしました。
デジタルマーケティンにはさまざまな戦略や手法がありますが、一番大切なことは目標を持った上で、
それを達成するために的確な戦略を活用することなのです。
また、目標を立てるにしても実現可能な目標や意味のあるKPIを設定しなければなりません。
そのためにも今回ご紹介したデジタルマーケティングのヒントを活用して、あなたのビジネスをさらに発展させていってくださいね。
著者紹介
鈴木伸二
代表取締役CEO
1985年生まれ。岩手県出身。
SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。
