【マーケター必見!】2022年のコンテンツマーケティングに関する統計データ&インサイトをご紹介!

コンテンツマーケティングとは、ターゲットオーディエンスを惹きつけ、彼らの注目を獲得するために有益な情報を「コンテンツ」という形で提供し、

顧客行動を促進するためのマーケティング手法のひとつです。

現代社会において、一般消費者はお金を払うことなく動画やブログといった「コンテンツ」を楽しむことが当たり前になりつつあります。

そして多くの人がそのようなコンテンツを通して新しい商品を発見したり、欲しいものを見つけたりするため、現代ではコンテンツ自体がビジネスを成功に導く上で大きな要なのです。

海外の調査によると、コンテンツマーケティングを利用していないマーケターは全体の約10%のみだということが判明しました。

今後、コンテンツマーケティングに対する需要と注目は高まる一方だということを見越して、

今記事では2022年に役立つコンテンツマーケティングに関する最新の統計情報を厳選してご紹介いたします。

コンテンツマーケティングに関する統計トップ6

コンテンツマーケティングに関する統計トップ6

ここでは、コンテンツマーケティングに関する最も興味深い統計データをご紹介します。

・HubSpotの調査によると、82%のマーケティング担当者がコンテンツマーケティングに積極的に投資しており、

わずか10%がコンテンツマーケティングを利用していないと回答。

残り8%はコンテンツマーケティングを利用しているかどうか分からないと回答。

→コンテンツマーケティングは消費者が求めているもの、もしくは彼らを楽しませるものとして世の中に存在している為、

多くの人が「マーケティング」の一部だとは気づかないことが多いかもしれません。

・Content Marketing Instituteの調査によると、B2Bマーケターの43%はコンテンツマーケティング戦略を積極的に文書化しており、

最も成功しているB2Bマーケターの60%はコンテンツマーケティング戦略を文書化していると回答。

→マーケティング戦略には業界やターゲットごとに必ず「勝ちパターン」が存在します。

それらを導き出す為にはトライ&エラーが必須にはなってきますが、効果があったマーケティング戦略は文書化し、社内の他の担当者でも実践できるようにすることが得策です。

・CMIの調査によると、60%のマーケターがコンテンツマーケティングがリードの創出に繋がっていると報告。

さらに、70%のマーケターがコンテンツマーケティングはオーディエンスの教育に役立つと回答し、60%が既存のクライアント/顧客とのロイヤリティ構築に役立つと回答。

→コンテンツマーケティングはブランドの周知だけでなく、顧客との関係性を築いて行く為にも欠かせないものです。

コンテンツを通して消費者はブランドを理解し、関心を高めてゆきます。コンテンツは情報の伝達、宣伝だけではなく、

オーディエンスが自ら行動を起こしたくなるものでなければなりません。

・2021年に最も活用されたコンテンツマーケティングの主な形態の1位は動画、次いでブログ、そしてインフォグラフィックスが上位の3形態にランクイン。(HubSpot)

→ターゲットやコンテンツを通して伝える内容にもよりますが、消費者の多くは常に「消費しやすいもの」を求めているということがわかります。

・The Manifestの調査によると、コンテンツマーケティングに投資している企業の51%は毎日新しいコンテンツを投稿していると回答。

→企業のソーシャルメディアやウェブサイトに上がっているコンテンツの投稿日があまりにも古いと、

消費者はその時点でそのブランドや企業に対して信頼や興味を欠いてしまう可能性があります。

・Wyzowlの調査によると、69%は短尺の動画から製品やサービスについて学ぶことを好み、18%はテキストベースの記事またはウェブサイトを好むということが判明。

残りの4%はインフォグラフィック、3%が電子書籍(eBook)やマニュアルをダウンロードすることを好み、3%はウェビナーなどに参加することを希望している。

→このことからも、TikTokの圧倒的な人気やInstagramがリール機能、YoutubeがYoutube Shortに力を入れている理由が分かりますね。

コンテンツマーケティング戦略に関する統計トップ3

コンテンツマーケティング戦略に関する統計トップ3

前述でお分かりのように、成功しているコンテンツマーケターの多くは、文書化されたコンテンツ戦略を制作し、社内で共有しています。

ここでは、あなたの戦略を刺激するであろうコンテンツマーケティング戦略に関する統計を3つご紹介いたします。

・eMarketerの調査によると、マーケターがコンテンツを作成する主な目的のトップ3は、売上の向上、顧客との関係構築、ブランドの認知度向上だと判明。

→コンテンツマーケティングを実施する上で重要なことは、何を目的としてコンテンツを作成、投稿するかということを明確化することです。

目標なしにはどんな素晴らしい戦略、コンテンツであろうと何も達成できないままに終わってしまいます。

あなたがコンテンツマーケティングを実施する理由は何でしょうか?ここで、一度振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

・Demand Metricの調査でコンテンツマーケティングは、アウトバウンドマーケティングの3倍以上のリードを生成し、コストが62%も低いということが判明。

→アウトバウンドマーケティングとは、顧客やターゲット層に向け自社から外へとアプローチをかける手法を言います。例として広告やダイレクトメール、展示会などがあげられます。

・eMarketerの調査によると、北米で最も成功しているマーケッターの72%は、コンテンツマーケティングのROIを測定している。

→どのような施策を実施するにしてもROIを測定することは必要不可欠です。

コンテンツの成果のみを見たとき、例えそのパフォーマンスが良いとしても、

そのコンテンツひとつを作成するのに莫大な時間とリソースを使っているならばそれはROIが良いとは言えません。

B2Bコンテンツマーケティングに関する統計トップ3

B2Bコンテンツマーケティングに関する統計トップ3

こちらでは、B2Bマーケッターのコンテンツマーケティングに関する統計をご紹介いたします。

・CMIの調査によると、コンテンツマーケティング戦略の採用を予定していないB2Bマーケターは、わずか4%である。

→コンテンツマーケティングはB2Cだけでなく、B2Bビジネスにおいても欠かせないということがこの結果から読み取れます。

・CMIの調査によると、B2Bマーケターの87%は組織からの製品販売/プロモーションメッセージの発信よりもオーディエンスが求める情報の提供を優先している。

→コンテンツマーケティングにおいて「ターゲットに刺さるコンテンツ」を作成、公開することは基礎であり、必須であります。

自社メッセージばかりをコンテンツとして発信していたとしても、その情報をターゲットオーディエンスが求めていないのであれば、それはコンテンツとして優良ではないでしょう。

・CMIの調査によると、B2Bコンテンツマーケターの96%がLinkedInをコンテンツマーケティングの媒体として利用していると回答。

→B2Bビジネスでは、多くのターゲットが会社や組織の中で決定権を握る人物であることがほとんどです。

そのため、InstagramやTwitterといったコンテンツマーケティングで定番のソーシャルメディアが活用できないことが多いのですが

Linkedinはビジネスに関連したコンテンツを公開するにはぴったりのソーシャルメディアプラットフォームなのです。

日本では現在約400万人がLinkedinを利用しています。

B2Cコンテンツマーケティングに関する統計トップ4

B2Cコンテンツマーケティングに関する統計トップ4

こちらでは、B2Cのコンテンツマーケティング担当者に実施された調査をもとに、B2Bコンテンツマーケティングと比較しながら結果をご紹介いたします。

・CMIの調査によると、コンテンツマーケティング戦略の採用を予定していないB2Cマーケターはわずか6%ということが判明。

→B2Bでは4%という数字でしたが、こちらでも多くのマーケターがコンテンツマーケティングを重視していることが伺えます。

・CMIの調査によると、B2Cマーケターの間で最も外注されているコンテンツマーケティング活動は、コンテンツ制作である。

→ターゲットやコミュニケーションメッセージを決定した後、

それらを高いクオリティでコンテンツとしてアウトプットするにはプロに頼ってみることも選択肢に入れても良いかもしれません。

・CMIの調査によると、B2Cマーケターが最も活用するコンテンツ形態トップ3は、ブログ記事/短編記事、メールマガジン、ビデオであるということが判明。

→B2Cではコミュニケーションの相手が消費者になるため、彼らがアクセスしやすく、消費しやすい形態がコンテンツとして好まれるということがわかります。

ブログ記事ではサービスや商品についての比較記事、もしくはHow to記事がどのような業界でも多くのアクセスを集めるでしょう。

・CMIの調査によると、少なくとも2つのソーシャルメディアプラットフォームを使用しているB2Cマーケターは、

Facebook(59%)とInstagram(21%)がコンテンツマーケティング全体の中で最も良い結果を生むと報告しています。

→コンテンツマーケティングにおけるソーシャルメディアプラットフォームの利用では、ターゲットオーディエンスが一番多いプラットフォームを選択することが得策です。

B2Bではコミュニケーションの相手がビジネス関係者にあるため、Linkedinが人気ですが、

B2Cでは一般消費者がコミュニケーションの相手となるため、InstagramやFacebookなどのソーシャルメディアが活用されているのです。

ブログに関するコンテンツマーケティングの統計

ブログに関するコンテンツマーケティングの統計

こちらでは多くのコンテンツマーケティング戦略の要となるブログについての統計データを厳選してご紹介いたします。

・Demand Metricの調査によると、70%の人が従来の広告よりもブログから情報を得たいと考えていることが判明。

→通常の広告は、基本的に企業の伝えたいメッセージのみで構成されていることがほとんどです。しかし、ブログ記事になると消費者が知りたい情報だけでなく、

それらに付随する情報や彼らが予測していなかったお得な情報を提供することも可能なのです。

ターゲットオーディエンスに役立つコンテンツを作ることで、広告との差別化を図りましょう。

・ホスティング・トリビューナルの調査によると、現在、世界には19億のウェブサイトが存在しており、そのうち6億以上がブログです。

ブログの運営者は、毎日600万件以上、年間25億件以上のブログ記事を投稿していることが判明。

→インターネットが発達し、多くの人々がスマートフォンを使用する現代社会。誰でも情報を発信できるが故に、社会は情報に溢れていると言っても過言ではありません。

そのため、消費者に見つけられ、読まれるコンテンツを作成する為には戦略が欠かせないのです。

・Statistaの調査によると、最も人気のあるブログ、記事コンテンツ形式はHow to 記事(77%)、次いでニュースやトレンド(49%)、

そして最後にガイドと電子書籍(47%)となっています。

→How to記事はGoogleが検索エンジンとして人気になった所以でもあるでしょう。

新しい商品を購入した際に「〇〇 使い方」と検索したり、料理レシピを検索する際も「〇〇 作り方」と検索した経験は誰でもあるでしょう。

消費者の検索に対する答えを記事で提示できることで、その記事はコンテンツとして価値を持つようになるのです。

動画に関するコンテンツマーケティングの統計トップ3

動画に関するコンテンツマーケティングの統計トップ3

こちらではコンテンツマーケティングに欠かせない動画に関する統計を厳選してご紹介いたします。

・Googleが実施した調査によると、Youtube動画を見た視聴者の70%がその動画を見た後に紹介されていたブランドから購入した経験があると回答。

→Youtubeにはさまざまな分野に特化したクリエイターがたくさん存在し、彼らは商品のレビュー動画や自らのお気に入りの商品を紹介する商品紹介動画を作成しています。

そして、多くの消費者は商品を購入する前に彼らの動画を参考にしていることから、Youtuberから高評価を得ることは、売り上げをブーストさせる秘策でもあるのです。

・Hootsuiteの調査によると、B2Bの意思決定者の50.9%が、YouTubeを使って購買のリサーチをしていることが判明。

→B2Bのコミュニケーションとなると、Linkedinや記事コンテンツが主流とされていましたが、Youtubeを活用したビデオコンテンツの作成も視野に入れても良いかもしれません。

・Googleの調査によると、YouTubeは1週間で、すべてのケーブルTVネットワークの合計よりも多くの18歳から49歳の人々にリーチしていることが判明。

→朝の通勤電車の中、休憩時間、帰宅ラッシュ、自宅でのリラックスタイム…。

その全ての「隙間時間」を埋めてくれるのがYoutubeのコンテンツなのです。

10数年前まではテレビや雑誌、新聞がYoutubeが提供しているコンテンツの代わりでしたが、現代ではYouubeという媒体が全てを網羅しているのです。

ポッドキャストに関するコンテンツマーケティングの統計

ポッドキャストに関するコンテンツマーケティングの統計

Slack、Shopify、Basecampなどの大手企業は、すでに自社のポッドキャスト作成に多くを投資しています。

こちらでご紹介する統計では、マーケティング担当者が今後、ポッドキャストへの広告掲載を検討する必要があることを示しています。

・Statistaの調査によると、アメリカにおけるポッドキャスト広告費は、2022年には17億4000万ドルに達すると予想されています。

・Podcast Insightsの調査によると、ポッドキャストリスナーの80%は、各エピソードのすべてまたは大部分を聴いているということが判明。

→多くの人々がブログを読む際、大部分を飛ばし、自分の知りたい部分だけを読むのに対し、ポッドキャストは「ストーリー」であることから、

広告を挟んだとしても飛ばされることなく、最後まで聞いてもらえるのです。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はコンテンツマーケティングに関する統計データをさまざまな角度からご紹介いたしました。

統計データはそのまま、数字を見て満足するのではなく、「なぜ、人々は動画を好むのか?」「なぜ、これほど多くの人々が〇〇をするのか」など、データの裏側を掴むことが大切です。

そこにあなたのコンテンツマーケティングを底上げするインサイトが隠れているかもしれません。

この記事で得たデータを是非、あなたにしかできないコンテンツマーケティングの作成のヒントにしてみてくださいね。

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著者紹介

代表取締役CEO
1985年生まれ。岩手県出身。
SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。