ソーシャルメディアというと、InstagramやTwitterなど大人気のプラットフォームを思い浮かべますよね。
しかし2022年はもしかすると新しいソーシャルメディアプラットフォームが頭角を表すかもしれません。
App StoreやGoogle Playで「ソーシャルメディア」と検索すると、何百ものアプリが表示されます。
しかし、ソーシャルプラットフォームの数が増えるにつれ、マーケターはそれらのプラットフォームでワークする戦略を考えないといけないのです。
今記事ではマーケターが押さえておくべき、新しいソーシャルメディアを8つご紹介いたします。
中にはあなたの知っているプラットフォームも混じっているかもしれません。しかし、それらを使いこなせるかどうか、そこがポイントなのです。
ぜひ、この記事でそれらのプラットフォームの特徴を掴み 来年の施策に活用してみてください!
Twitch
Twitch
サービス開始:2011年
月間アクティブユーザー数:1億4,000万人
Twitchは、クリエイターがリアルタイムで視聴者と交流できるライブストリーミングプラットフォームです。
現在、このプラットフォームではゲームファンからのトラフィックが主になっています。
プレイヤーは、FortniteやMinecraftなどの人気ゲームをプレイしている様子を録画し、視聴者はそれを見て盛り上がることができます。
また、一部のクリエイターは、有料のサブスクリプションプランを選択した人に限定コンテンツを提供することができます。
また、Twitchではゲームだけでなく、料理や音楽など、あらゆるジャンルの動画の配信やライブ配信が行われています。
また、Twitchは、1日平均3000万人の訪問者に、esportsイベントからフェスティバルまで、インタラクティブなライブショーを提供しています。
Twitchの視聴者は若年層が多く、視聴者の70%は16歳から34歳となっています。
ブランドはターゲットとなるオーディエンスと個人レベルでつながることができる、優れたコミュニティ形成ができるプラットフォームなのです。
また、他のソーシャルメディアプラットフォームのインフルエンサーと同様に、Twitchのストリーマーはサブスクライブ、広告の表示、寄付を通じてTwitchで生計を立てることができます。
ブランドは、カルーセルやライブ放送中の広告などのさまざまな広告形態の中から広告を選ぶことができます。
また、オーディエンスのエンゲージメントが高い特定のストリーマーのスポンサーになることも可能です。
Twitchのオーディエンスは年々多様化し、ゲーム以外の分野にも広がっているため、ブランドが参入しやすくなってきています。
また、ブランドはプラットフォーム上のストリーマーとコラボするだけでなく、ブランド自らのコンテンツを制作しても良いかもしれません。
Discord
Discord
サービス開始:2015年
月間アクティブユーザー数:1億人以上
かつてはゲームプラットフォームだったDiscordですが、今では拡張性のあるチャットアプリに進化を遂げました。
Discord(ディスコード)はゲーマー向けの音声チャット用ソフトウェアです。
多くの人にはゲーマー向けとして知られていますが、プラットフォーム上の機能が多く無料で利用が可能です。
現在はゲーマー以外のオーディエンスにもゲーム以外の目的で多く利用されています。
Discordは発売当初、ゲームのストリーミング配信や幅広いゲームコミュニティとつながるためのプラットフォームを求めるゲーマーの間で人気を博しました。
2020年に1億ドルの資金を調達した後、Discordはこのコミュニティを超えてさらにプラットフォームを拡大する計画を発表しました。
“ゲームは、あなた方の多くをこのプラットフォームにもたらしたものであり、我々は常にそのことに感謝していますが、時間が経つにつれて、
多くはオーディエンスがゲームだけの目的でなく、自身のコミュニティや友人と気軽に、たむろして話すように設計されたプラットフォームを望んでいることを理解したのです。”
共同創業者兼CEOのジェイソン・シトロンはユーザーがこの変化を望んでいることをブログで上記のように紹介しています。
そのためブランドは、ブランド自体の再設計を行いすべての人のためのプラットフォームとするために、彼らのメッセージを再構築したのでした。
Discordは現在、プラットフォーム上で広告の表示を行っておらず、ブランドにとってはもっぱらオーガニックな場所となっています。
また、Discordはコミュニティを活用してフィードバックを得ながら、オーディエンスが製品やサービスに対してどのように感じているかを常に洞察しています。
Discordは、ブランドロイヤリティと信頼を構築するための素晴らしい機会をブランドに提供します。
このようなプラットフォームで成功するためには、ブランドはオーディエンスに投資し、長期的な関係の構築をすることをいとわない必要があります。
TikTok
TikTok
サービス開始:2017年(創業は2016年)
月間アクティブユーザー数:10億人以上
2018年、TikTokはMusical.lyという音楽に合わせて口パクを楽しみ、動画を撮って投稿するというアプリと統合を果たしました。
それ以降、TikTokの勢いは止まることを知らず、現在TikTokはアプリストアでは他のInstagramやFacebookといった有名なソーシャルメディアよりも人気があり、
2022年には利用者数が15億に達すると予想されています。
VineやMusical.lyを覚えている人にとっては、TikTokはこの2つを混ぜたようなものだと感じるでしょう。
このプラットフォームでは、Vineのように繰り返しループ再生される短いビデオを撮影することができるだけでなく、
Musical.lyやSnapchatのように、エフェクト、ARフィルター、テキスト、音楽のオーバーレイを追加して、動画そのものを盛り上げることができます。
また、動画を作成したら、ハッシュタグを付けて最適化し、検索で見つけやすくすることも可能です。
TikTokでハッシュタグが採用されている方法のひとつに、「Discover」タブがあります。
このエリアでは、トレンドのハッシュタグを検索して、そのブームに参加することができます。
何かにチャレンジする動画を投稿する際は自分が参加しているハッシュタグを選択することができるので、他の人はあなたのチャレンジを見ることができます。
このアプリは、New York TimesやDigidayなどの出版物で広く取り上げられるとともに、The Tonight Showの司会者であるJimmy Fallonのようなコメディアンからも評判になりました。
TikTokはさまざまな形で楽しい動画のトレンドやチャレンジが存在するだけでなく、広告を流すことも可能です。
ブランド側がオーディエンスにチャレンジを投げかけるなどして、このプラットフォームではインタラクティブなコミュニケーションを実施することが可能です。
また、多くのオーディエンスが若い層なのでもしあなたのブランドのターゲットが若い年齢層なら、TikTokを活用するのはベストな選択かもしれません。
まずはTikTokの使い方を学ぶためにも、他のブランドやインフルエンサーの投稿を見て学んでみても良いかもしれません。
Clubhouse
Clubhouse
サービス開始:2020年
週間アクティブユーザー数:約1,000万人
Clubhouse(クラブハウス)は、従来のソーシャルメディアであるFacebookやTwitterが、
コンテンツを伝達・共有するためのプラットフォームを提供するのとは異なり、聴衆とスピーカーがメインの音声のみでオーディエンスを接続することを目的としています。
Clubhouseはポッドキャストとまではいきませんが、よりパーソナルな方法で、リアルタイムで仲間や知らない人と語り合える場所として人気を博しました。
Clubhouseでは、トップベンチャーキャピタリストによる起業話や、セレブリティによる恋愛相談。
その他にもコメディアンによるコメディクラブなど、ありとあらゆるトピックをライブで楽しむことができるのです。
また、Clubhouseはローンチと共に凄まじい人気を得たのですが、そこには理由があったのです。
彼らはこのサービスを一般向けに公開しながらも、サービスの利用そのものは招待制にしたのでした。
現在、Clubhouseの勢い当初と比べると少し落ちていますが、今後また人気に火がつくかもしれません。
Twitter Spaces
Twitter Spaces
サービス開始:2020年
ユーザー数:-
クラブハウスと同様、Twitter Spacesはアプリの最新オーディオ機能を楽しむことができるのベータ版です。
Twitterは従来280文字のツイートを楽しむプラットフォームでしたが、それに代わるこの音声チャットは、iOSデバイスを持っている人なら誰でも利用できます。
しかし、会話自体を始めるために自分のスペースを作れるのは、Twitterが選んだ選ばれた人のみとなっています。
アプリの性質そのものはクラブハウスと似ていますが、
Twitterはこのようなコミュニティにおけるチャンスと脅威を発見するために、この新しい音声のみの領域に踏み込んでいると見られます。
インスタグラム リール
インスタグラムリール
サービス開始:2020年
ユーザー数:-
インスタグラムリール機能は、TikTokがソーシャルメディアの流れを完全に変えたことが始まりといっても過言ではありません。
2019年、FacebookはTikTokのトレンドに注目し、Lassoで対応しましたが、Instagram Reelsに注力するために、この取り組みを早々に終了しました。
リール機能は、TikTokと競い会えるように同様の動画作成機能を提供するようになりました。
インスタグラムのユーザーは、エフェクト、音楽、動きなど、多くのファンな要素を使用してビデオを作成することができ、
ユーザーは動画を作るのが楽しいだけでなく、見るのも楽しいコンテンツなのです。
では、リール機能をあなたはどのようにビジネスに活用すれば良いのでしょうか?
リールのような短尺動画では、新商品の紹介からHow to動画まで、ブランドが伝えたいメッセージを短く、簡単に伝えるにはベストの形のコンテンツを制作することができるのです。
Twitterはすでに対話に適した、ビジュアルがメインでないプラットフォームですが、Twitter SpaceはTwitterの新しい素晴らしい機能になるでしょう。
現在はベータ版ですが、実際にTwitter Spacesが一般に公開されれば、ライブディスカッションやトレーニングセッション、
顧客とのQ&Aなどが、企業はさまざまな形でTwitter Spacesを活用することができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はマーケターが注目すべき8つの新ソーシャルメディアプラットフォームについてご紹介いたしました。
ソーシャルメディアは年々、マーケティングに欠かせない要素のひとつとなりつつあります。トレンドや人気の移り変わりもすごく早いですが、
その分うまく戦略を立てながら活用することで、低コストで驚く結果を生み出すことも十分に考えられます。
2022年は今回ご紹介したソーシャルメディアプラットフォームを活用して、新しいオーディエンスの発掘と獲得に動いてみても良いかもしれません。