多くのマーケターにとってTwitterは消費者とコミュニケーションを取るのに便利なソーシャルメディアプラットフォームのひとつです。
Twitterでは他のソーシャルメディアと異なり、投稿に文字制限が設定されています。
また、リツイートなどの機能があるため、ソーシャルメディアの中でも極めて拡散性の高いプラットフォームでもあります。
そのため、マーケティングにおいてもTwiterは欠かせないソーシャルメディアのひとつなのですが、
このプラットフォームをマーケティングキャンペーンで最大限に活用するためには、ネットワークを動かすTwitterの統計、
オーディエンスがTwitterを使用する方法と理由、2022年にTwitterで広告主に待ち受けているものを理解することが重要です。
本記事では、2022年にマーケターが知っておきたいTwitterに関する情報をご紹介いたします。
では、始めていきましょう!
CONTENTS
Twitterに関する一般的な統計情報
- Twitterにおける2021年の年間売上高は50億ドル超え!
この数字は決して小さい数字ではありません。
実際、Twitterの収益は前年同期比で見ると37%増となっています。
このことから、Twitterは将来的に高い目標を掲げており、2023年の収益目標はさらに高く、75億ドルという額に設定する予定です。
- 最も人気のあるTwitterアカウントはバラクオバマ氏のアカウント(@BarackObama)
前アメリカ大統領であるバラクオバマ氏のTwitterのフォロワー数は現在、130,500,000人を超えています。
ポップスターである、ジャスティン・ビーバーがTwitterで2番目に人気があり、ケイティ・ペリー、リアナ、クリスティアーノ・ロナウドがそれに続いている。
どれほど人気なアイドルやサッカー選手よりも人気があるのが大統領ということも、
Twitterで多くの人が誰かの言葉や意見、情報を集めるのに活用しているということの裏付けになるかもしれません。
- Twitterで最も人気のあるブランドアカウントはYouTubeのアカウント
そうなのです。Twitterだからこそ、人気のアカウントは@Twitterかと思いきや、いやいや、@YouTubeなのです。
ちなみに現在Youtubeのアカウントには、73,900,000人のフォロワーがいます。
@Twitterのハンドルネームは60,600,000フォロワーで3位、@CNNBRK(CNN Breaking News)は61,800,000フォロワーで2位を獲得しています。
- Twitter.comは世界で9番目に訪問数の多いウェブサイト
2021年のtwitter.comのセッション数は24億で、そのうちユニークセッションは6億2,000万でした。
これは、人々が何度もTwitterのウェブサイトを訪れていることを示しています。
また、すべての人がモバイル端末やタブレットでTwitterアプリを使用しているわけではないことを物語っており、
キャンペーンを最適化する際に留意すべき点であると言えるでしょう。
- Twitterは世界で7番目に好きなソーシャルメディアプラットフォームです。
16歳〜64歳の成人に聞いたTwitterに関する好感度調査では、Messenger、Telegram、Pinterest、Snapchatよりも上位にランクインしています。
ソーシャルメディアでは、WhatsAppが最も人気が高く、Instagram、Facebookがそれに続いています。
Twitterのユーザーに関する統計情報
- Twitterのユーザー数は2022年に3億2,900万人以上に増加すると予想されている
eMarketer社は2020年のTwitterの成長率を2.8%と予測していたが、パンデミックによってすべてその成長率が大きく変化しました。
パンデミックによって状況は一変し、10月には2020年の予測を8.4%増に達成。
2022年には、Twitterのユーザー数は2%増加。
今後の成長としては、2023年に1.8%、2024年には1.6%の成長になるとeMarketerは予想しています。
- アメリカの成人の4分の1がTwitterを利用している
この利用頻度は、WhatsAppやSnapchatと同じ程度になります。
これに対し、ピューリサーチセンターの調査では、アメリカの成人の40%がInstagramを利用しており、21%がTikTokを利用していると答えているのです。
- Twitterの利用者の30%は女性
Twitterはユーザーの大半(70%)を占める男性に、より支持されていることは明らかです。
デモグラフィックを参考にすることで、より具体的で高度にターゲット化されたマーケティングキャンペーンを作成するのに役立ちます。
しかし、もしあなたがプロモーションしたい商品が女性向けであったり、女性がメインターゲットのファッションブランドなのであるならば、
女性ユーザーが少ないことを考えると、Twitterに広告費を費やすことは最適なチャネルではないかもしれません。
- ツイッターユーザーの42%が大学教育を受けている
Twitterはアメリカで2番目に高学歴なユーザー層が利用しているプラットフォームになります。
Twitterの利用者の33%はある程度の大学卒業の学歴を持っており、ソーシャルメディア上で最も高学歴のオーディエンスはLinkedInで、56%が大学教育を受けていると回答しています。
- Twitterは最もリベラルなソーシャルメディアプラットフォームのひとつである
このプラットフォームのユーザーの65%は、民主主義者であるか、民主主義者寄りであるとされており、Twitterは80%近くが民主党支持者であるRedditに勝っています。
- Twitterの利用者のうち、このプラットフォーム「だけ」を利用している人はわずか0.2%である
ほぼすべてのTwitterユーザーは、他のプラットフォームでもソーシャルメディアも併用していることがほとんどです。
83.7%がFacebook、80.1%がYouTube、87.6%がInstagramを利用しています。
- Twitterユーザーは一般的に高収入だとされています
Twitterの利用者の85%が3万ドル(日本円で約300万円以上)以上、34%が7万5千ドル(日本円で約750万円)以上の収入を得ているとされています。
これは、このプラットフォームの利用者の約3分の1が高い消費力を持っていることを示唆しています。
Twitterの利用状況に関する統計情報
- ユーザーは、平均月に5.1時間Twitterを利用している
この、5時間強というのは、Snapchat(月3時間)、Messenger(月3時間)よりも多い数字です。
最も利用時間が長いソーシャルメディアはYouTubeで、ユーザーは1ヶ月あたり23.7時間という膨大な時間をこのチャンネルでビデオコンテンツを消費しています。
- 30代以下のTwitterユーザーの5分の1は、1日に何度もTwitterを訪問している。
これは、誰もが経験したことのあることでしょう。仕事中に頭を下げていたら、いつの間にか携帯電話を手にしていたり、
デスクトップでTwitter.comをクリックしてのんびりスクロールしていたり。
マーケティング担当者にとって、これは30歳以下のクラウドがアクティブで頻繁にこのプラットフォームを利用しているというシグナルであり、
この層を惹きつけ、エンゲージするキャンペーンを企画すべきです。
- Twitterの利用者の約半数は、定期的にこのプラットフォームでニュース情報を収集している
世界のニュースが次々と飛び込んでくる今日、多くのアメリカ人が通常の報道機関以外の場所でニュースを入手しようとしているのは、驚くべきことではないかもしれません。
ブランドにとって、これはタイムリーで正確なニュースを発信することであり、Twitterの利用者がどのようにこのプラットフォームを利用しているかに合わせるということです。
- Twitterユーザーの46%が、Twitterの利用が世界の出来事を理解するのに役立ったと回答
30%の人がツイッターのおかげで政治的な意識が高まったと回答しています。
しかし、その反面調査対象者の33%が不正確な情報をホストしていると回答し、53%が誤解を招く情報がTwitter上で大きな問題になっていると考えていることが分かりました。
マーケティング担当者にとって、これは信頼問題に帰結します。
投稿するツイートの内容や情報が正確であることを確認し、このプラットフォームを利用してブランドや企業を信頼できるリソースとして位置づけるようにしましょう。
Twitterにおけるビジネスに関連する統計情報
- 16歳~64歳のインターネットユーザーの16%がブランドリサーチにTwitterを利用
また、ほぼ同数の人がインスタントメッセージやライブチャットボットを使ってオンラインリサーチを行っています。
マーケティング担当者にとって、これはブランドアカウントを常に最新の状態に保つ必要があることを意味します。
もちろん、誰もが1日に5、6回投稿する必要はありませんが、オーディエンスがオンラインでブランドを検索し、
それらをすくい取る場合、あなたのアカウントがアクティブで、定期的に価値あるコンテンツを投稿していれば、あなたの信頼性を高めることができるのです。
- Twitterのオーディエンスの54%は、新製品を購入する可能性が高い
Twitter広告の戦略を練る際に考慮すべきことは、どうすればこの製品やサービスを人々が即座に購入するようなものにできるかということです。
19.Twitterのスペースに飛び込んで販売量を増やす
もしあなたがTwitterで波風を立てたいと考えているブランドなら、Twitterのクラブハウスに代わる「Twitterスペース」に参加することをお勧めします。
Twitterによると、「会話が10%増えるだけで、販売量が3%増加する」そうです。
そこで、Twitterスペースの会話をホストして、売上を促進するためのコミュニティを構築することを取り入れてはいかがでしょうか?
Twitter広告に関する統計情報
- Twitter上の広告は人々の頭の中に入り込みやすい
26%の人が、他の主要なプラットフォームと比較して、Twitterの広告を見る時間が長くなっています。
これはTwitter上の広告がオーガニックな投稿として伝わり、人々は広告を読んでいることを意識していないということでしょうか。
- 2022年、人々はTwitterに1日6分費やしている
Twitterのクリエイティブは、アプリをスクロールしているオーディエンスの目に留まるような、目立つものでなければならないのです。
- TwitterのCPMは主要プラットフォームの中で最も低い
Twitterでの広告掲載はかなり安価で、広告予算が破綻することはありません。平均CPMは6.46ドルです。これは、CPM30.00ドルとされるPinterestよりも78%低い数字になります。
- Twitterの広告収入は14億1000万ドルを超え、前年同期比22%増
Twitterに広告を出稿する人が増えており、この数字は2022年に継続的に増加すると予想されています。
広告スペースが飽和状態になる前に、あるいはオーディエンスがTwitter広告に対する免疫力をつける前に、Twitter広告に参入する時が来たのかもしれません。
- 2021年第4四半期、収益化可能なデイリーアクティブユーザー(mDAU)は13%増の2億1700万人
Twitterのマネタイズ可能なデイリーアクティブユーザーは2億1700万人です。
そしてこの数は、同社がプラットフォームのユーザーベース全体でパフォーマンス広告を重視しているため、2022年にはさらに増加することが予想されます。
- mDAUのうち3800万人はアメリカから
アメリカ人は本当にTwitterが大好きです。
Twitterが最も普及しているのはアメリカで、全国で7700万人を超えるユーザーがいます。
日本では5,800万人、インドでは2,400万人がTwitterにログインしており、Twitterの人気はこれに次ぐものとなっています。
- TwitterはGenZ世代よりもミレニアル世代に人気がある
2022年、ミレニアルズは26歳から41歳になるため、この年齢層の興味やニーズに沿ったクリエイティブを慎重に作り上げる必要があります。
- Twitter広告は、13歳以上の世界人口の5.8%にリーチしている
これは最高の数字ではありませんが、Twitterは比較的ニッチなプラットフォームであり、5.8%の人々があなたのビジネスによっては、
あなたの従事するターゲットオーディエンスになる可能性が十分にあるということを覚えておくことが超重要です。
28.Twitterのファーストビュー機能により、動画の視聴時間が1.4倍増加
Twitterは、常に革新的で新しい製品機能を発表しようとしています。
最もインパクトのあるツールの1つがファーストビューで、オーディエンスが初めてログインしてブラウジングを始めたときに、Twitterの動画広告を表示するものです。
これは、マーケティング担当者や広告主にとって、視聴者が動画コンテンツに確実に関与するための最適な場所です。
例えば、Twitter社によると、あるブランドは世界的なスポーツイベントでテレビ広告キャンペーンと同時にファーストビューキャンペーンを実施し、
プラットフォーム上でのリーチが22%増加しました。
Twitterの投稿に関する統計情報
- 1投稿されるツイートは5億件以上
さらに細かく分けると、1秒間に6,000ツイート、1分間に35万ツイート、1年間で約2,000億ツイートとなります。
- サッカーに関するツイートは、他のどのスポーツよりも多い
Twitterユーザーの70%が、定期的にサッカーを見たり、フォローしたり、興味があると回答しており、
2022年後半にはFIFAワールドカップが開催され、世界は “サッカー熱 “に包まれることになるでしょう。
マーケティング担当者は、ワールドカップの時期に合わせたキャンペーンを計画し、11月と12月に起こるであろう会話とエンゲージメントを活用する必要があるかもしれません。
- 77%のTwitterユーザーは、コミュニティや社会に焦点を当てたブランドに対して、より好感を抱いている
コロナウイルスの世界的な大流行では、コミュニティがこれまで以上に重要であり、消費者もそれに気づいていました。
ブランドにとって、これは世界に与える影響や、地域や世界のコミュニティを支援するために行っていることを紹介することを意味します。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は2022年に知っておきたいTwitter最新統計情報をご紹介いたしました。
Twitterは使い方によって、企業に多くのベネフィットをもたらしてくれます。
またソーシャルメディアプラットフォームとしても多くの人が活用しているソーシャルメディアでもあるため、
オーディエンスが求めているものをしっかりと踏まえた上で活用方法を企画していきましょう。