Shopifyのセット販売で売上げアップ!おすすめのアプリも紹介

「Shopifyのセット販売って何だろう?」

「どういう商品をセット販売にしたらいいの」

「セット販売で何ができるの?」

このようにお悩みではないでしょうか。

セット販売はオンラインの売り上げをあげるためにも強力な販売手法です。商品が売れない、なかなか利益が出ないと悩んでいるショップはぜひ活用してみるべきです。

この記事ではセット販売のメリットやセット販売の詳しい作り方について紹介していきます。

最後まで読むことで、セット販売の活用法を理解し、サイトの売上げやサービスを向上することができます。ぜひ参考にしてください。

Shopifyのセット販売とは?

Shopifyのセット販売とは?

セット販売とは、同一商品または数種類の商品を2つ以上組み合わせて販売する手法です。オンラインサイトだけではなく、リアル店舗でも行われています。

セットにすることで値下げなどをし、ユーザーにお得感を感じてもらうことで購入の促進ができます。

Shopifyでもセットにした商品のまとめ割りや2個の購入で1個無料など、あらゆる設定が可能です。

上手くセット販売を活用することで、関連商品の販売促進ができることに加えて、客単価のアップにもつながります。

効率的に売上げを伸ばすためにも、ぜひ活用してみましょう。

Shopifyでセット販売をするメリット

Shopifyでセット販売をするメリット

セット販売をするメリットは、大きく3つあげられます。

  • 購買率アップ
  • 客単価アップ
  • 作業負担の軽減

購買率アップ

セットにすることで割引やお得感を感じられれば、ユーザーの購入ハードルが下がることが期待できます。消耗品などいずれ買う商品であれば、安く買えるショップでまとめ買いしようと思うでしょう。

客単価アップ

セット販売にすることで、関連商品の購入を促すことで客単価をアップさせます。商品の使い方・目的別、シーズン性などをうまく活用して提案が可能です。

作業負担の軽減

セット商品は店舗側の作業の負担を軽減できる場合もあります。単品で販売するために、納品された商品を箱からバラす作業などはセット販売で軽減できる作業の1つです。

箱買いできる単位をセット販売にすれば、梱包作業を大幅に減らせます。

セット販売は売上げやユーザーの満足度をあげるだけではなく、効率的にオンラインサイトを運営するためにも利用ができます。ぜひ工夫して活用してみてください。

Shopifyでのセット販売の作り方

Shopifyでのセット販売の作り方

セット販売の作り方にもいくつか方法があります。商品・利益率・在庫など切り口や目的によって組み合わせの仕方も変わります。

ここではセット販売の作り方のバリエーションについてそれぞれ説明していきます。

同じ商品のセット価格販売

食品や日用品など消耗品の場合、同じ商品をセットにして販売することで販促効果が期待できます。

お茶やジュース、ティッシュのように日常的に消耗するものは、都度購入する手間を省くために買い置きの需要があります。

まとめ買いで割引になるセット商品を用意することでユーザーはお得感を感じ、購入を促せます。

季節限定のセール

季節性のある商品を扱っているショップは、セット購入すると割引になる季節限定セールの実施も効果的です。

季節のデザインが入ったものや、雨具や日傘、花粉グッズのように季節によって需要が高まる商品をセットで販売してみましょう。

需要の高まっている時期にセールにすることで、売上げのアップが期待できます。

関連性の高い商品のまとめ販売

メインとなる商品と関連性の高い商品をセットにすることで、クロスセルが可能です。

クロスセルとはユーザーが購入しようとしている商品と関連性の高い商品を提案し、追加購入を促すことです。

例えば、化粧品とセットで効果の出る美容液の組み合わせた美肌セットや、コーヒーとドリッパーのセットで自宅コーヒーセットなどの作成も可能です。

関連性の高い商品を組み合わせるとで、ユーザーに提案型のセールスができます。

セット商品が購入されれば複数商品の売上げになるので、客単価のアップも期待できます。

利益率の高い商品と低い商品の組み合わせ

目玉商品として利益率の低い商品を売れ筋で用意している場合、利益率の高い商品と組み合わせてみましょう。

目玉商品は集客のために効果的な商材ですが、一方でお得感ゆえに単体で購入されて終わってしまう場合もあります。

安くて美味しいワインと一緒に食べるとオススメなおつまみなど、ユーザーが買いたくなる商品を上手く組み合わせて利益のバランスが取れるセットを作ってみましょう。

商品の利益率や輸送コストなどを考慮して組み合わせれば、いつのまにか利益を経費がひっ迫していたという事態を防げます。

商品のもつ集客力を利用しつつ、利益率の高い商品と組み合わせることで、しっかりとショップの利益アップにつなげられます。

余剰在庫のまとめ販売

オンラインショップでは、余剰在庫が出てしまうことは珍しくありません。

仕入れたものの思ったほど売れなかった、大量に製造したけど予定より販売数が伸びなかった、などの理由で在庫が余ってしまうことがあります。

余った在庫を組み合わせて、福袋としてディスカウント販売すれば、新たな付加価値のついた商品として販売ができます。

大量の余剰在庫は、保管・廃棄費用がかかってしまうため、利益や売上げのためだけではなく、在庫排出のためにもセット販売は有効に活用できる手法です。

Shopifyでのセット販売におすすめのアプリ

Shopifyでのセット販売におすすめのアプリ

セット販売を簡単に作成し管理できるおすすめのアプリを紹介します。

Bundle Products and Upsell

■価格

  • 7.49米ドル/月

■機能

  • パーセンテージ割引・定額割引の設定
  • 複数個の購入で割引するボリューム割引の設定
  • セットの対象商品の中から顧客が選んでセット購入できる

Bundle Products and Upsellは、ショップに登録している商品をつかって簡単にセット販売を作れます。

割引設定できる機能も豊富に揃っているので、商品や目的によって組み合わせが可能です。

20%OFFといったパーセンテージ割引、1000円引きといった定額割引に加え、100個以上で割引するような大量購入向けから、3個で5%OFFのように数量で割引設定も可能です。

また、ショップであまり売れていない商品や関連商品をセット商品の対象に設定するだけで、ユーザーが自分でセットにする商品を選択できます。

Booster: Discounted Upsells

■価格

  • 19.99米ドル/月

■機能

  • まとめ買いのおすすめポップアップを表示
  • 購入個数による割引設定が可能
  • AIによるディスカウント商品の提案

Booster: Discounted Upsellsでは、ユーザーが商品を購入する際に、さらにディスカウント購入できる特典をつけて複数購入を促すことができます。

1つ買うと1つ無料、2個買うともう1個が50%オフ、スニーカーを4足購入するとソックス1足プレゼントなどのディスカウント販売が可能です。

どの商品をディスカウント対象の商品にしたらよいか分からない場合は、AIが注文履歴をもとに最適な商品と割引率を分析して提案する機能もあります。

英語での操作が必要ですが、シンプルな操作で簡単に利用ができるので安心です。

Bundle Builder

■価格

  • 25米ドル/月

■機能

  • 割引条件のルールを設定できる
  • 顧客が商品を選んでセットをカスタマイズできる
  • 専用のセット商品ページを作成できる

Bundle Builderは購入個数による割引やパーセンテージの割引、最大・最小の購入個数指定など独自のルールを設定してセット販売ができます。

またリアル店舗にある「好きな靴下3足で1000円」のように、顧客が自分で好きな商品を選ぶセット販売もアプリの機能で簡単に設定できます。

ショップに登録した既存の商品をつかったセット販売の設定と合わせて、セット販売用の専用ページも簡単に作れます。

メールやSNSを使って、セット販売ページへダイレクトに訴求する際に便利です。

Shopifyのセット販売の注意点

Shopifyのセット販売の注意点

売り上げアップの効果もある便利なセット販売ですが、注意するべき点もあります。セット販売を始める前に知っておきたいポイントを解説していきます。

セット作業が増える

セット商品の組み合わせ方によって、梱包作業の工数を増やす可能性があるので注意しましょう。

割れ物との組み合わせのようにデリケートな梱包が必要なものや、セット商品を詰めるのに適した配送箱がないなど、作業負担を増やすことにつながります。

セット商品はうまく活用すれば逆に作業を減らせるので、作業を効率化するためにも事前のシミュレーションがおすすめです。

目的をもってセット販売を作る必要がある

セット商品を作れば何でも売れるという訳ではありません。

ユーザーが欲しいと思える提案がなければ、どんなセット商品でも売ることは難しくなります。

関連性の低い商品の組み合わせや、在庫が余っているものだけを集めた魅力の低いセット商品では売上げアップは狙えません。

どのようなターゲットに対して、何を訴求するセット商品なのかは事前にしっかりと考えて作りましょう。

利益を考えて作成しなければならない

売れるからという理由でセット商品を作っても、利益率の悪い商品を大量に販売し、結果的に利益が残らなくては意味がありません。

他にも、大型の商品や重量が重くて配送料がかかるもの、ビンや精密機器のように梱包に注意が必要なものなど、配送コストや人的な作業コストがかかることを忘れてはいけません。

販売にかかるコストは常に意識して、しっかりとショップに利益が残るようにセット商品も作成しましょう。

まとめ

まとめ

セット販売は既存の商品を活用して、すぐにでも取り組める販売方法なのでぜひ取り組んでみてください。

活用の幅も広く、まとめ買いで値引きにするだけではなく、関連商品とのセットで新たな商品の提案も可能です。

ユーザーが自分で商品を選べる機能をつかってオリジナルのセットを作れるようにすれば、ショップのサービス向上にも使えます。

ぜひセット販売の機能を工夫して、ショップで活用してみてください。

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著者紹介

フロントエンドエンジニア
1992年生まれ。福井県出身。
得意項目:JavaScriptを用いたフロントエンドの実装や、Google Apps Scriptを用いた業務効率化が主な得意分野です。まだまだ経験が浅いので、日々勉強しております。