「Shopifyで作ったECサイトにはまずどの決済方法をいれておけばいい?」
「おすすめの決済が知りたい」
「Shopify ペイメントって使ったほうがいい?」
Shopifyでサイトを作っているけど、結局どれを使ったらいいか分からないとお悩みではないですか。
決済は顧客満足度にもつながるため、サイト運営をする上で重要です。
この記事ではShopifyで入れるべきおすすめの決済方法について紹介していきます。あわせて、決済の導入時に知っておきたいポイントについても解説していきます。
自身のサイトに最適な決済選びや、今後の売上げ拡大の参考にもしていただけるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
CONTENTS
迷ったらとりあえず最初はShopify ペイメント!
Shopify ペイメントは審査が不要で、登録後すぐに利用できます。クレジットカードなど、ほとんどの決済利用には審査が必要ですが、
Shopify ペイメントは管理画面から設定すればすぐに使えます。
使える決済方法は以下のものが使えるので、基本の決済としても十分です。
- クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express、JCB)
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
また、Shopify ペイメントのメリットの1つとして、決済手数料以外の費用がかからないことがあげられます。
Shopify ペイメントではない外部決済サービスの場合、決済手数料に加えて取引手数料が最大で2%かかります。
しかし、Shopify ペイメントは取引手数料が無料なので、コストを押さえて決済サービスを利用できるのです。
オンラインサイトを立ち上げて間もない、または何を入れていいか分からない場合はShopify ペイメントを入れておくことをおすすめします。
Shopifyでおすすめの決済方法
PayPal
- 特徴:対応通貨が多く海外で一般的な決済サービス
- 対応決済:Visa/Mastercard/American Express/JCB/DISCOVER/銀聯
- 手数料:3.6%+40円
- おすすめの店舗・企業:越境ECに力を入れたいサイト
PayPalは世界でスタンダードな決済サービスです。200以上の国や地域・100通貨以上に対応し、日本のアカウントでも22通貨に対応しています。
ユーザーがPayPalにクレジットなどの決済情報を登録するので、ショップ側でクレジットカード情報を管理する必要はありません。
日本ではまだあまり浸透していませんが、越境ECを検討しているのであれば、ぜひ導入しておきたい決済です。
Amazon Pay
- 特徴:Amazonアカウントの登録情報を使って決済が可能
- 対応決済:Visa/Mastercard/American Express/JCB
- 手数料:4%(※デジタルコンテンツ4.5%)
- おすすめの店舗・企業:新規顧客の獲得を強化したいサイト
Amazon Payは、Amazonに登録した決済情報や住所などのユーザー情報をつかって、買い物ができるサービスです。
新規の会員登録は、名前・住所・電話番号・決済情報のように入力項目が多く、ユーザーに手間を取らせます。
しかしAmazonアカウントがあれば入力の手間がなくなります。カート離脱を防ぎ、新規顧客の獲得にも有効です。
Google Pay
- 特徴:Googleアカウントを持っているユーザーは登録情報で決済が可能
- 対応決済:Visa/Mastercard/American Express
- 手数料:国内3.25%〜3.4%/海外・American Express3.8%〜3.9%/JCB4.05%〜4.15%
- おすすめの店舗・企業:新規顧客の獲得を強化したいサイト
Google Payは、ユーザーがGoogleアカウントにクレジットカードや住所の情報を登録している場合、
サイト上で新規会員登録や決済情報の登録をしないで買い物ができるサービスです。
面倒な登録作業がいらないので、新規顧客の獲得やカート離脱対策にも有効です。
また、Shopify ペイメントに連携できるので、設定をするだけで手軽に導入できます。
Apple Pay
- 特徴:Appleアカウントを持っているユーザーは登録情報で決済が可能
- 対応決済:Mastercard/American Express/JCB
- 手数料:国内3.25%〜3.4%/海外・American Express3.8%〜3.9%/JCB4.05%〜4.15%
- おすすめの店舗・企業:新規顧客の獲得を強化したいサイト
Apple Payは、Appleが提供している決済サービスで、ユーザーが登録しているApple IDの情報をつかって、サイト上で買い物ができます。
特に日本ではiPhoneの利用者が多いので、会員登録の作業なしでApple IDを使って買い物ができれば、カートの離脱を防ぎ、新規顧客の獲得も期待できます。
Apple Payの設定は、Shopify ペイメントに連携できるので手軽に導入できます。
キャリア決済
- 特徴:クレジットカードを持っていないユーザーも使える
- 対応決済:NTT DOCOMO/au/Softbank
- 手数料:6.4%(※デジタルコンテンツ15%)
- おすすめの店舗・企業:クレジットカードを持たない顧客がターゲットのショップ
キャリア決済は、docomo・au・SoftBankの携帯料金の請求とまとめて支払う決済方法です。
クレジットカードを持っていなくても手軽に利用できるため、決済のハードルが低くなります。
学生や主婦のように、クレジットカードを持っていないユーザーがメインのターゲット層となる場合に、利便性を高められます。
KOMOJU
- 特徴:コンビニや銀行振込での現金支払いが可能
- 対応決済:Visa/Mastercard/American Express/Diners
- 手数料:2.75%
- おすすめの店舗・企業:クレジットカードを持たない顧客がターゲットのショップ
KOMOJUは、株式会社DEGICAが提供する決済サービスで、コンビニ決済や銀行振込決済を利用できます。
コンビニ・銀行振込決済は、ユーザーが注文後にコンビニや銀行振込で商品代金を支払います。
ショップは支払いの確認が出来次第商品を発送するという前払いの決済です。
クレジットカードがない、オンライン上で決済するのに抵抗があるといったユーザーが現金支払いできるので、
ネットショッピングに慣れていないユーザーにも利用されやすい決済サービスです。
前払いのため商品代金の未回収リスクはありませんが、期限内に支払われずキャンセルになるといったリスクはあります。
ターゲットや必要性に応じて導入を検討しましょう。
BitPay
- 特徴:仮想通貨で支払いが可能
- 対応決済:ビットコイン/ビットコインキャッシュ
- 手数料:1%
- おすすめの店舗・企業:低い手数料で最新の決済を導入したいショップ
BitPayは、支払い方法に仮想通貨が使える決済方法です。
まだ一般的ではない仮想通貨での支払いですが、ShopifyであればBitPayを利用することで簡単に導入できます。
対応している通貨はビットコインとビットコインキャッシュの2種類から選べます。
また、手数料は1%と安く、Shopify ペイメントでクレジットカード決済を利用した場合の3.25%と比較しても、安い手数料で使用できます。
Shop Pay
- 特徴:一度登録した決済情報を他のショップでも利用可能
- 対応決済:Visa/Mastercard/American Express/JCB
- 手数料:国内3.25%〜3.4%/海外・American Express3.8%〜3.9%/JCB4.05%〜4.15%
- おすすめの店舗・企業:購買率をあげたいサイト
Shop Payは、ユーザーが一度Shop Payに登録したクレジットカードや住所の情報を、Shop Payが利用できる他のストアでも利用できる決済サービスです。
Shopifyが提供する決済サービスですが、Shopifyだけでなく外部のプラットフォームでも決済手段として利用できます。
Shop Payの登録があるユーザーであれば、新たに決済情報を入力する手間が省けるため、購入率をあげることができます。
また、Shop Payは、Shopify ペイメントに連携できるので手軽に導入できます。
Paidy
- 特徴:商品を買った後に支払いができる
- 対応決済:コンビニ/銀行
- 手数料:3.5%
- おすすめの店舗・企業:クレジットカードを持たないユーザー
Paidyは、商品を購入し手元に届いてから決済をする、後払い決済のサービスです。
メールアドレスや電話番号があれば利用登録ができるため、クレジットカードを持たないユーザーでも簡単に利用できます。
若者やネットショッピングでクレジットカードを登録しない人にもハードルが低く利便性を高められます。
また、商品を受け取ったにもかかわらず支払われないといった場合でも、Paidyが売上金を100%保証しているため、ショップ側はリスクなく利用できます。
Stripe
- 特徴:世界中で利用されている決済サービス
- 対応決済:Visa/Mastercard/American Express/JCB
- 手数料:3.6%
- おすすめの店舗・企業:越境ECに力を入れたいサイト
Stripeは、120ヶ国以上で利用されているオンライン決済サービスです。審査から利用まで最短1日と、導入までがスムーズで手軽に利用開始できます。
世界中で幅広く使われている決済なので、越境ECを検討している場合は導入をおすすめします。
SBペイメントサービス
- 特徴:楽天ペイやPayPayなどのオンライン決済の利用が可能
- 対応決済:Visa/Mastercard/American Express/JCB/Diners
- 手数料:クレジット3.15~3.45%/PayPay3.35/キャリア決済6.0%/楽天Pay4.0%
- おすすめの店舗・企業:スマホ決済の対応をしたいサイト
SBペイメントサービスは、ソフトバンクの関連会社であるSBペイメントサービス株式会社が提供する決済サービスです。
楽天ペイやPayPayなどのオンライン決済をネットショッピングで利用できるため、オンライン決済に使い慣れた若年層の利便性を高められます。
オンラインの他にも、クレジットカード決済・携帯キャリア決済・コンビニ決済・後払い決済など、SBペイメントサービスの導入で複数の決済方法が利用できます。
Shopifyの決済方法設定時に知っておきたいポイント
Shopifyには幅広い決済方法が用意されていますが、サイトに導入し設定する際に知っておいて欲しいポイントがあります。
それぞれ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
複数の決済方法を入れる際は決済の重複表示に注意が必要
Shopify ペイメントを利用しながら、他の決済サービスも合わせて利用している場合、注文・支払い画面で重複表示される可能性があります。
クレジットカード決済で「VISA」が重複表示されている、となった場合に利用しているユーザーを混乱させ、カート離脱されてしまうかもしれません。
また、Shopify ペイメントの導入前に、外部の決済サービスでクレジットカード決済を利用していた場合、外部決済サービスの利用が停止されるので、十分注意しましょう。
越境ECを狙っているなら決済方法も選ぼう
海外からの顧客も狙うのであれば、日本対応の決済だけではなく「PayPal」や「Stripe」といった、海外からも利用できる対応通貨の多い決済を導入する必要があります。
日本国内であれば、主要なクレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済など導入しておけばユーザーに不便を感じさせることはありません。
しかし海外発行のクレジットなど、すべてに対応している訳ではないため、せっかく販売のチャンスがあってもユーザーが決済できずに離脱してしまいます。
Amazon payで海外もカバーしようと考えている場合も、日本のAmazonアカウントのみが対象なので、海外のAmazonアカウントからは購入できません。
越境ECを狙うのであれば、海外に強い決済をしっかりと導入しておきましょう。
手数料が妥当かを見極めよう
決済の選択肢が多いことでユーザーにとって利便性は高まりますが、手数料が高い決済を導入して利益を圧迫しては意味がありません。
低単価の商品や、客単価が低いサイトで高い手数料の決済を導入してしまうと、決済ごとに高額の手数料が発生します。
1件の注文では利益が取れず、大量の注文がないと利益が出ないという、薄利多売にならないよう注意しましょう。
ユーザーから求められている決済と、利益がきちんと取れる手数料のバランスを考慮して導入をしましょう。
まとめ
Shopifyは導入できる決済の種類が多く、基本的なクレジットカード決済はもちろん、オンライン決済や仮想通貨決済など、非常に幅広い決済から選べます。
決済方法はユーザーの利便性を高め、購入を促す意味でも重要です。
しかし、なんでも導入するのではなく、サイトのターゲットに求められているのか、
利益は確保できるのか、今後の展望に合っているかなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。
今後の売上げを拡大させるためにも、最適な決済サービスを選んでユーザーの満足度をあげましょう。