SNSを運用する企業が一般的になりつつありますが、これから始めるにあたってどんなメリットやデメリットがあるのか、知っておくことも大切です。メリットを最大限に生かすには、最初が肝心です。
CONTENTS
一般的なSNSのメリット・デメリット
SNSを何となく始めてしまい、後から取り返しのつかないことになるケースも後を絶ちません。まずは、個人か企業かにかかわらず、SNSを利用する上でのメリットやデメリットを見ていきましょう。
SNSのメリット
幅広い情報収集が可能
コミュニケーションが図りやすい
データを共有しやすい
SNSは、自分の興味関心に応じた情報を様々なメディアから収集するのに便利なツールです。日常のニュースはもちろん、災害時の緊急情報などもいち早く知ることができるのも大きなメリットです。
SNSを使うことで、大多数に一度に発信できるほか、ダイレクトに1対1のコミュニケーションもボタンやスタンプ一つで行うことができて簡単です。
対面でプリントアウトした写真や書類を手渡すといった方法が取られていたものが、メールへの添付といった形での共有に変わってきましたが、一度にたくさん送ることができないケースも多々ありました。SNSなら、多くの写真やデータを一度に共有できる機能があって便利です。
SNSのデメリット
個人情報が流出しやすい
デマが広がりやすい
SNS依存になる可能性がある
本名での登録が必要なSNSや、位置情報が特定できる機能など、プライバシーが守られないことが問題になることがあります。知人のみとやりとりしていたはずが、なりすましなどにより他人に情報を盗まれるケースも増えています。
誰もが手軽に情報を発信できる一方で、信ぴょう性の無い情報を広める人もいます。自分が意図する内容が誤解され、炎上するといったことも多くなっています。
時間や場所を選ばずにコミュニケーションを図ることができるため、常にSNSを気にして生活するのが当たり前になってしまうことがあります。中毒にならないよう、適度に距離を保つ必要があるでしょう。
企業がSNSを運用するメリット
一般の方がSNSを運用する場合と違い、企業の場合はうまく活用できればビジネスに大きく役立ちます。主なメリットはこちらです。
認知度をアップできる
元々多くの人に知られている大企業と違って、中小企業の場合は消費者にゼロから知ってもらう活動が必要になります。地道な発信で、注目してもらえる機会が増えますし、企業や商品の魅力を伝えることができます。
場合によっては有料で万人向けの広告を使うよりも、無料でSNSを運用した方が認知度がアップすることがあります。
消費者のニーズを知ることができる
コミュニケーションが簡単に図れるSNSは、企業対個人であっても同じです。従来はご意見箱といったところからのみ消費者の声を得ることができましたが、SNSを通じてリアルタイムに声を集めることができます。
SNS利用者の年代や性別などのデータでターゲットを絞ることができるため、ニーズに応じた商品やサービスを提供することができるようになります。
企業がSNSを運用する際の注意点・デメリット
企業としてSNSを運用する場合には、担当者の負担が大きくなる傾向があります。社員や従業員が一丸となってサポートしていくくらいの意気込みで始めていかなければならないでしょう。
運用のルールが必須
企業のSNS運用で問題となるのが、発言による炎上です。始める前にしっかりとルールを決めておくことで、防ぐことができます。特に、どんな状況であっても誹謗中傷や差別的な発言があってはならないので、担当者全ての共通認識として確認してください。
発言のルール以外にも、SNSで何を達成したいかの目的、対象となるターゲットやペルソナも最初に定めておきたいです。
やるからには内容を吟味
SNSで企業の認知度をアップするには、投稿頻度と内容が大切です。投稿頻度は多い方が良いですが、中身が伴わなければ意味が無いので、最初によく話し合っておきたいです。
投稿頻度は多くて毎日、少なくとも週1回は必要でしょう。始めてすぐに効果が出るものではないので、担当者が変わっても続けられるように、どんな内容を投稿するのか計画しておきましょう。
テキスト部分は人によってトーンが変わるので、企業にふさわしいトーンを決めておくことも大事です。ですます調なのか、親しみを込めたフランクなトーンなのか、絵文字やスタンプは使うのかなどです。
SNSのメリットを最大限に生かして運用しよう!
企業でSNSを運用する場合は、担当者だけの責任にならないよう、ルールを決めてから始めることが大切です。とは言え、リスクを恐れるあまり、ルールが細かすぎても難しくなってしまうので、少なくとも何のために運用するのかを忘れないようにしたいです。
こうしたSNSについては、プロのアドバイスはもちろん、運用も任せられるのであれば任せてしまった方が確実です。