多くの人が日常で使用しているSNSに広告を出すことで、認知度を高めている企業が増えています。
広告の種類が多様化する中、できるだけ効果の高いものを利用したいというのはどのようなビジネスでも同じです。
SNS広告のメリットや注意点をまとめました。
CONTENTS
SNS広告とは?
Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどのSNSに自社の広告を出すことで、集客を行います。
2020年のSNS月間アクティブユーザーは、全世代で30%~80%となっていて、多くの人が何らかのSNSを使用している状況です。
多くの人が利用するSNS内に広告を出すことで、多くの人に届きやすいというのが魅力です。
反面、まだ何か商品やサービスを購入しようとしていない人に向けて、興味を持ってもらうための広告でもあるため、企業の認知度を高めるために行うのがおすすめです。
SNS広告のメリット
SNS広告最大のメリットは、すでに蓄積されたユーザー属性のデータを使用して、うまくターゲットを絞り込むことができる点です。
ターゲットとなる人の興味関心に基づき、自動的に広告を表示してくれるので、無駄な費用が出にくいです。
またSNS広告は、かかる費用も比較的安いのが特徴で、1日あたり100円程度から運用できます。
SNS広告の仕組み
SNS広告は、まずターゲットとなる属性を選択すると、適した場面で自動的に広告を表示してくれるものが多いです。
また、広告を1000回表示するだけで料金が発生するインプレッション課金とは別に、
実際に購入や問い合わせに至った時だけ発生するクリック課金という料金体制が取られていることがほとんどです。
広告主が、広告を出す目的に合わせて、どのような場合に代金を支払うのかを決めることができます。
SNS広告にかかる費用
SNSの種類やターゲット、商材によってかかる費用は異なりますが、おおよその目安をまとめてみました。
1000回表示されるごとに課金されるインプレッション課金では、500円程度が相場です。
何らかのアクションを行った場合に課金されるクリック課金では、1クリック100円~200円です。
一方、動画広告の再生では、1再生で10円~20円と割高です。
初めてSNS広告に取り組む場合には、2~3万円の予算でまずはやってみるというのが大切です。
試行錯誤を繰り返して、少しずつ予算を上げていくのがおすすめです。
SNS広告の出し方
どのSNSに広告を出せば効率が良いのかは、多いユーザー層で判断していきます。
日本国内で最もユーザー数が多いのは、LINEですが、1対1のコミュニケーションツールとして使用する人が大多数のため、拡散力は低いです。
次にユーザーが多いのはTwitterで、比較的若い世代に使われています。
拡散力が高いため、予想以上の反響が出ることもある反面、不適切な内容で炎上してしまうことがあるので注意が必要です。
その次は、Instagramです。若干女性が多く、ビジュアルに優れた広告を出すことで認知度を高めることができます。
Facebookはユーザーの減少が続いていますが、会社である程度のポジションに付いている人がビジネス用に使用することも多いため、
ビジネス関連の商材やサービスの広告を出すのに向いています。
SNS広告の注意点
SNS広告を運用する場合には、いくつか注意点があります。
近年、広告に関する法律の規制が厳しくなっていて、SNS広告についても関係各所が目を光らせています。
そのため、景表法や特定商取引法、商品によっては薬機法などに違反しないような広告を作成する必要があります。
中小企業だからといって、法の目をかいくぐるような姿勢は、ユーザーにも歓迎されないでしょう。
また、法律に違反していなくとも、広告の内容が不適切だった場合には、炎上してしまい、
逆効果どころか損害賠償といった問題に発展することもあるため、事前チェックはしっかり行う必要があります。
SNS広告運用を代理店に任せる場合
SNS広告を始めたいけれど、自社では人も時間も足りないという場合には、広告代理店がおすすめです。
費用はもちろん、代理店によって様々ですが、大体SNS広告にかかった費用の20%を手数料として払うと考えておきましょう。
ただし、費用の範囲にはクリエイティブの部分が含まれていないことが多いため、ビジュアル的な広告を作る技術が無いという時は、さらに費用がかさみます。
ある程度費用は発生するものの、広告のターゲットを決め、配信後のデータ収集から分析など細かな調整を随時行う必要があることを考えれば、
任せてしまえばあとはしっかり効果を出してくれる代理店を使う方がお得ということも多々あります。
特に、いくつかのSNS広告を同時に運用したい場合などは、任せてしまった方がお得かもしれません。
SNS広告は始めるのは簡単!でもしっかり継続できるかがカギ
手軽に始められるSNS広告ですが、実はその後のデータ分析で最適化を行っていく作業の方が大切です。
そうなると、いきなりベストな方法を見つけることは難しく、トライアンドエラーを繰り返していく必要があるでしょう。
こうした地道な作業を自社で行える場合は良いですが、専門家に任せて素早く軌道に乗せてしまう方が効率が高いかもしれません。