事業規模がある程度大きくなってくると、様々なシステムでの連携が考えられます。
その中で、ShopifyのAPI機能を用いて連携を行う事や、ShopifyのAPIを利用して、運用をカスタマイズしたりは往々にして発生します。
今回は、そんな時に利用するShopifyAPIについてご紹介致します。
APIとは?
APIは、Application Programming Interfaceの略称になります。
このままでは、よく分からないので、わかりやすく言うと、APIという外部とやりとりする窓口を作り、
外部アプリとコミュニケーションや連携ができる状態にする、ということになります。APIを設けるメリットとして、3点が挙げられます。
まず1点目は、ソフトウェア開発の効率化によるコスト削減になります。既にある外部のサービスを利用する事になるので、1から作らなくて良いのが利点です。
2点目は、セキュリティの向上になります。
1点目に重複する部分もあるのですが、すでにあるセキュリティレベルの高いシステムをAPIで導入する事で、安全なサイト作りができます。
3点目は、最新情報を常に取得可能な点になります。
最新情報をこちら側が毎回更新しなくても取得、利用することができるので、
外部アプリケーションで変更等があった場合にも自分のサイトで自動的に反映されるので、運営の面においてとても楽な点がメリットとして挙げられます。
これらの点が、APIの簡単なAPIのメリットとなります。
次からは、Shopifyには、どのようなAPIつまり、他のサービスと繋ぐ窓口があるのかについてご紹介致します、
ShopifyのAPI
ShopifyのAPIを全て理解するのは大変ですが、大枠として下記のAPIについて理解を進めていきます。
・Admin API
・Storefront API
・Partner API
・Payments Apps API
・Messaging API
今回の記事では、それぞれのAPIがどのような役割を果たしているのかの概略についてお話しさせて頂きます。
この点を理解するだけで、Shopifyでどんな情報がAPIとして、連携できるのかが分かりますので、Shopifyが様々な用途別に提供しているAPIの全体像を理解できるかと思います。
Admin API
最初はAdmin APIについてなのですが、まず最初にAdminについて触れたいと思います。
adminとは、権限を意味しています。
Shopifyでのadmin、つまり権限は、商品や顧客、注文や在庫などのデータを書き込んだり読み出したりできる事などを指しています。
どのような時に、Admin APIを利用するかというと、例えば、Shopifyで構築した自社サイトとモールの両方で販売をしている場合、
リアルタイムで在庫管理をしなくては、在庫が無いのに、販売してしまったという事になりかねません。
その時にAdmin APIを用いて、在庫情報をリアルタイムで、モールと連携する事で、上記の問題は解決します。
何かしらの、注文や、在庫などのデータを他のアプリケーション/システムと繋ぎたい時に利用する事になります。
Storefront API
Storefront APIは、Shopify 以外で商品を販売する際に利用するAPIになります。
Shopifyは、ピーク時実績として1分間で10,149受注を障害なく耐えるインフラで構成されているので、安心して導入ができるかと思います。
(出典:https://www.shopify.com/plus)
Partner API
Partner APIは、文字通りShopifyパートナー用のAPIになります。
Shopifyパートナーは、クライアントが増えすぎると管理などが、複雑になります。
独自の管理画面を構築する際に、利用するのがPartner APIになります。
Payments Apps API
Payments Apps APIは、支払い情報等を連携するAPIになります。
基本的には、支払い関連のアプリの構築において、利用されるAPIになります。
Messaging API
Messaging APIは、SMSやFacebook Messengerなどのメッセージングアプリを一元化するためのAPIです。
Messaging APIを使用してShopify Inboxアプリにメッセージを送信することができるようになります。
まとめ
今回は、Shopifyで用いる事のできるAPIの基本をお伝えさせて頂きました。
少しでもAPIとしてできる事の大枠の理解をして頂けたでしょうか。
より詳しい内容、またAPIの導入について、ご検討の場合は、下記のShopify公式サイトで内容を確認する事ができます。
■APIについて(Shopify公式サイト)