“The thing that has made YouTube so successful is that you can relate to the people you’re watching to a much higher degree than to the people you see on TV.”
“YouTubeが成功した理由、それは、テレビで見る人よりもはるかに高いレベルで、視聴者がYoutuberに共感できるからだと思う。”
Piwdiepie
2020年、そして2021年はパンデミックの影響で多くの人が家で過ごす時間が多かったことでしょう。
おうち時間をYoutubeを見て過ごした方はこんな思いに一度はなったこと、ないでしょうか?
「もしかしたら、私にもYoutube出来るかも…?」
日常生活を紹介したり、大食いをしたり…Youtubeにはたくさんのジャンルが存在します。
だからこそ「自分にも」と思う感情は生まれて当然ですし、実際にYoutubeを始めるのに早いも遅いもありません。
今回の記事はYoutubeを始めたい方、もしくは始めたけどどうやって伸ばせば良いか悩んでいる方必見!
世界で大人気かつ大物ユーチューバーで、現在1億1千万人のチャンネル登録者数を抱えるPewDiePieが教えるYoutubeを始める為の黄金ルールをご紹介いたします。
CONTENTS
PewDiePieって一体誰?
PewDiePieは、(本名:Felix Arvid Ulf Kjellberg)スウェーデン出身の大人気ユーチューバーで、現在1億1000万人以上の登録者数を世界中に抱えています。
現在の彼の動画スタイルは主にゲーム実況や動画を見ながらコメントをする、
コメンタリー動画がメインで、彼自身が英語を話すため、彼のファンは世界中に存在しています。
日本で大人気のユーチューバー、HIKAKINさんが登録者数が最近1000万人を突破したということでニュースになっていましたが、
PewDiePieのチャンネル登録者数は約10倍の1億1000万人です。
また、彼は日本の大ファンで何度も日本を訪れています。
そして驚くことに、彼は日本に家をすでに購入しており、昔の動画内で「引っ越す為の準備をしている」と言っていたのです。
1億人を超えるチャンネル登録者数を持つユーチューバーは世界で見ても極端に稀な存在ですが、
そんな彼が伝える「Youtubeを始める為のゴールデンルール」とは、一体どんなものなのでしょうか?
すぐにでも本題に入りたいところなのですが、まずはYoutubeを始めようとしている人に必要なこと、
それは自分を売りこもうとしているマーケットをしっかりと把握することです。
なので、まずはYoutubeマーケットの現状から深堀りしていきましょう!
Youtubeマーケットの現状
多くの人はYoutubeを始めようか、迷っている時にこんなことを考えるでしょう。
「もう、Youtubeには才能に溢れるクリエーターたちがたくさん居るから…」
「こんなにたくさんのビデオの中でどうしたら、目立てるのか…」
そう思っている方はそんな考えを今すぐに捨ててしまいましょう!むしろ、2021年はYoutubeを始めるのにぴったりの年かもしれません。
確かに、事実として現在、世界におけるYouTubeのチャンネル数は合計で3700万を超えています。
チャンネル数は毎年、好調に伸びており、2019年と比較するとチャンネル数の増加率は23%以上の伸びを記録しました。
しかし、同時に視聴者の数もかつてないほど増えています。
2021年6月時点のデータによると、Youtubeにおけるデイリーアクティブユーザー数は1億2200万人とされています。
そして大切なことは、この1億を超えるユーザーの全てが異なる思考、関心、興味を持っているということです。
Youtubeの特徴はクリエイター自らのパーソナリティーや「らしさ」が売りになる部分です。
オーディエンスは様々な形で自分の見たいコンテンツを探しています。
もしかすると、それは日本でのごく普通の日常生活をvlogしたビデオかもしれませんし、もしくはキャリアについての動画かもしれません。
YouTubeのアクティブユーザー数が最も多いのはインドで、少なくとも2億2,500万人がYouTubeに定期的にアクセスしており、これは全人口の約16%に相当します。
第2位はアメリカで約1億9700万人、次いででブラジルが3位で8,300万人、日本は4位で6,000万人、ロシアが5位で5,800万人という数字が調査で判明しています。
日本は世界で見たとしても、1日あたりの利用者数が4番目に多い国なのです。そう思うと、少しは自分にも運が回ってきそうな気がしませんか?
このように、Youtubeには始めるのが遅い、早いといった概念が存在しません。
Youtubeが初期の頃に始めていた人たちはアーリーアダプターの獲得に功を奏しました。それは事実です。
しかし、まだYoutubeには未知のマーケットが多数存在しています。
それを掘り起こすのは、もしかするとあなたのコンテンツだということは充分に考えられます。
これで、Youtubeを始めるに当たって多くの人が悩むポイントはこれでクリアになったはずです。
次は世界一のユーチューバーからの具体的なアドバイスをご紹介いたします。
Pewdiepieが教えるYoutubeの始め方
こちらでは、PewDiePieが彼のチャンネルにアップロードした動画「How to get sarted on Youtube?」を元に細かく解説していきます。
動画:https://youtu.be/bVu8OWN90eY
道具について
Youtubeを始める際に多くの人が間違えがちなポイント、それが道具についてです。
PewDiePieは動画の中で道具について、以下のように言及しています。
“道具について、ほとんどの人がここで間違える。彼らは動画を作り始める前に高額なカメラやマイクなどの機材を買い揃えてしまうんだ。”
彼がここで強調した大切なことは”ビデオを作る為の機材”より、”ビデオで何を伝えるか”の方が遥かに大切だということなのです。
高い道具を買い揃えたからといって、急に登録者が増えるわけではありません。
後にも出てきますが、Youtubeが他の動画プラットフォームと異なる点、それは”クリエーターとオーディエンスの距離の近さ”にあるのです。
PewDiePieは決して高品質の映像を批判しているわけではありません。
それよりも、自分がYoutubeというプラットフォームを使って何を伝えたいのか、何が面白いのか、
何が売りなのかを考える方が道具を買うことよりも先にすべきことだということなのです。
Stand Out(目立つこと)
次にPewDiePieが語ったポイントは「自分らしさ」をどう魅せるかということです。
Youtubeは誰かと一緒のことをしていては、他のチャンネルと差別化を図ることができません。
これはYoutubeに限らず、どんな商品をプロデュースする時にも通じることですよね。
“ほとんどの人がそうだと思うけど、人と違うことをしている人はものすごく他人の興味関心をくすぐるよね。
でも、僕もYoutubeを始めた頃は”周りがやってること”をやっていた。”
今でこそ、目立つことの重要性を語るPewDiePieですが、彼自身もYoutubeをやり始めたばかりの頃は他のゲーム実況者がやっていることと一緒のことをしていたそうで。
しかし、彼は過去を振り返ってこう言います。
“その頃は、その時に流行っているっていう理由だけでコールオブデューティーっていうゲームの実況をやっていたんだ。
他の僕よりも数倍大きなチャンネル登録者数を抱えたユーチューバーの実況を見て、「これなら俺の方がうまくできる!」って思っていたからね。
だから、自分も同じことをやってみたけどやっぱり伸びなかった。”
PewDiePieはこの時に伸びなかった理由を
“他がすでにやってる”何か”で勝負するには、何十万、何百万という数字を抱えているユーチューバーが圧倒的に強いんだ。彼らには到底、数字では勝てない。”
と、説明しました。実際にPewDiePieがホラーゲーム実況という、どのゲーム実況者もやっていない且つ、
彼自身が本当に楽しんで制作したコンテンツをアップロードし始めた時に、自らのチャンネルの伸びを感じたそうです。
今でも、「あ、面白いな」と彼が思うユーチューバーたちは、小さなチャンネルだったとしても他の誰もやってないことをやっているんだそうです。
オーディエンスを維持する
“Youtubeには昔、すごく人気でたくさんの人が見ていた っていう人がいたりするけど、今は見られていないってことがよくあるよね。
なぜ彼らから、オーディエンスが離れていくのか?それは、彼らが”オーディエンスを維持する大切さ”を知らなかったから。”
そう語るPewDiePieがポイントとしてあげたのはYoutubeにおけるアルゴリズムと人気の関係でした。
公式には公開されていませんが、Youtubeでは10分以上の動画でいいね数が多く、
エンゲージメントが高い動画は優良なコンテンツとしてアルゴリズムが判断し、積極的に人目に付くようYoutubeのおすすめに載りやすくなるのです。
しかし、PewDiePieはそのアルゴリズムの力を使って登録者を得るのはただのラッキーでしかなく、そこからしっかりとオーディエンスを惹きつけ続けることが大切だと語るのです。
“今では「アルゴリズム」のおかげで、1つのビデオがバズったら、そこから登録者が激増して有名になるっていうケースがよくあるんだけど、そのほとんどが1本のビデオ以外、再生回数が伸びていないっていうパターンばかり。”
“別にそれが悪いとは一切思わないんだけど、何よりももし君がYoutubeを始めた時にアルゴリズムばっかり気にするようになってしまうのは、少し悲しい。
それは君のYoutubeチャンネルを伸ばす最大の理由ではないからね。”
PewDiePieはYoutubeを運営する上で一番大切なことはアルゴリズムでもなく、有名人とのコラボでもなくその、Youtubeチャンネルに登場する人のパーソナリティだと言うのです。
“いくらビデオがバズろうと、そのビデオの中にいる「君」自身にパーソナリティがないと
Youtubeでは視聴者はすぐにどこかへ行っちゃうよ。Youtube=パーソナリティだと思っている。”
なぜ、オーディエンスはあなたのコンテンツを見るのか?それは、その「人」に興味があるからなのです。
“Youtubeがテレビと大きく異なる点、それはそこに映る人が「商品」ではなく「人間」であるということ。”
PewDiePieは何度も、この点を強調して言いました。Youtubeの魅力は人にあると。
テレビを作るには、たくさんのライターやプロデューサーがあれこれテコ入れして作るがゆえに、完璧に”完成されたもの”ができます。
しかし、Youtubeの最大の醍醐味はリアルな人の声が聞けるということなのです。
クリエーターは私生活の全てを曝け出す必要は一切ありません。しかし、あなたにしかない「あなたらしさ」をしっかりオーディエンスに届けるということはどの優先順位よりも高いものです。
例え作り手側が企業であろうと、一般人であろうと。
Youtubeは24時間、週7の勤務体制
Youtubeは趣味であり、仕事でもあります。だからこそ、バランスを取ることが継続的にYoutubeを続けていくには必要不可欠になってきます。
そしてほとんどの人がこれに気づかずに走り続けてしまい、最後には体力、気力共に燃え尽きてしまうのです。
Pewdiepie自身もこれにはすごく悩まされたそうで。
“Youtubeを始めると、常に脳内にYoutubeがまとわりつくんだ。
「ビデオの視聴回数は伸びてるかな?」「登録者数はどうだろう?」「コメントは?」「自分に対する評価はどうなんだろう?」ってね。”
Youtubeで食べていく、ということは一般企業に勤める人のように朝9時に出社して7時に帰宅、そこからご飯を食べて、ほっと一息休む という概念が存在しません。
もちろん、自らスケジュールを制作し、そのように行動することも可能です。
しかし、自らの制作物を外の世界に出し、パブリックに公開するということは常にいい意見も悪い意見も含め、誰かからの評価を得続けることとなります。
本当にこれからYoutubeを始めるなら、しっかりとOnとOffを分けれるようマイルールを決めておくのも良いかもしれません。
自分自身をマーケティングすること
Youtubeで自分自身のコンテンツをアップロードしてオーディエンスを惹きつけるには、パーソナリティと同じくらい、マーケティングスキルが必要になってきます。
もちろん、何も意識せずともオリジナリティが溢れる編集やトピック、もしくはその配信者自身が面白いとなると差別化は自動的に起こります。
しかし、全ての人がそうとは限りません。
そのためにも、まずは自らのチャンネルのマーケティング戦略を立てることは、Youtubeチャンネル運営において大切な要素です。
Youtubeで最初の難関は「一番最初のオーディエンスを開拓(見つけてもらう)すること」なので、
もし可能であるのならば誰かに手助けしてもらうことも充分いい戦略だとPewDiePieは言います。
“もし、そこが誰かに助けてもらえるんだったらその助け舟に乗らない理由はない!
でも、もちろん そっから伸びるかどうかはその人次第。きちんとコンスタントに動画をアップロードできるか。
オーディエンスを常に気にかけることができるか。それができて初めて数字に現れてくるんだ。”
彼自身も昔は自分と同じようなコンテンツを上げている人の動画にコメントをしている人を見つけた時、
「この動画が好きなら、自分(Piwdiepie)の動画も好きになると思うよ!」とメッセージを送っていたそうです。
彼自身は
“すごく恥ずかしいことだけど、Youtuberのみんなは何かしら自分自身のマーケティングをやっているはず。今は何かしらやっていない人も昔はやっていたよ。”
と、言っています。
人を簡単に信用しない
これはPewDiePieが1億を超えるチャンネル登録者を抱えるが故に経験したことなどから、発せられる言葉だと思いますが彼は人を簡単に信用しないようにアドバイスしています。
彼自身のYoutubeのチャンネルが大きくなるにつれて、たくさんの悪い人に出会ったそうで、彼はその経験を以下のように語りました。
“それらの人は、あなたを「人」としてではなく、あなたの抱えている大きな「数字」しか見ていません。そしてあなたを利用し、騙そうとします。”
彼自身は誰かが少しでも疑いのある行動をしたとすれば、すぐに関係性を断ち切っていたようです。
これはYoutubeだけでなく、成功した人の多くが経験する悩みでもあるかもしれませんね…。
まとめ
いかがでしたか?世界一のユーチューバーが語るYoutubeを始める為のゴールデンルールはYoutubeだけでなく、
マーケティングをする上でも欠かせない要素がたくさん見つかったと思います。
もし、あなたの企業やあなた自身がYoutubeを始めることを検討しているなら、是非これらのアドバイスを活用してみてください!