ウィジェットは、サイドバーやヘッダー、フッターに情報を整理して表示させることができます。WordPressの中でも、ウィジェットの使い方を覚えると、サイトが断然見やすくなります。初心者でも簡単に使えるようになっているので、ぜひ活用していきましょう。
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WordPressのウィジェットとは
WordPressの中でウィジェットは、固定位置に様々な情報を表示させるための機能で、ボックス単位の追加や編集ができるため、便利です。
有効化させて表示したい内容を追加すると、ウィジェットに応じてテキストや画像などを挿入するだけでコンテンツが完成します。
また、位置を移動させたい場合にも、ボックスをドラッグ＆ドロップするだけでよいので、サイトを構成しているコードを知らなくても操作できます。
ウィジェットは、WordPressのテーマに組み込まれていることが多く、テーマによって左右のカラムやヘッダー、フッターなど使える場所が決まります。
もちろん、テーマで決められている場所以外にも自作で追加することもできますが、その場合はPHPファイルにコードを書き込んでいく必要が出てくるため、初心者の場合はウィジェットを使いたい場所に表示できるテーマを選ぶことをおすすめします。
WordPressのウィジェットの主な種類
WordPressのウィジェットの中でもよく使われる、活用したい種類を挙げてみます。
検索
ブログサイトやショッピングサイトなど、内容を検索できるボックスがあると便利です。サイト内の情報限定で検索できるので、より詳しく知ってもらうために入れておきたいです。
リンク
同じ系列のサイトやお世話になっている会社のリンクを入れることは、SEO的にも意味があります。関係のないリンクばかりたくさんあっても無駄ですが、お客様目線で役立つリンクがあるのは評価に値します。
アーカイブ
ブログ記事で数が多い場合などは、アーカイブとして月別にまとめておくことができるため、見やすいです。
人気記事・最新記事
今最も読まれている記事や、最新の記事がまとまっていると、初めて訪れた人にも親切です。
カスタムHTML
自由にHTMLを使って表示できるので、広告用のコードやアクセスをお知らせするための地図などを追加したい場合に大変重宝します。
WordPressのウィジェットを追加する方法
WordPressのダッシュボードメニューで「外観」の中に「ウィジェット」があります。この文字をクリックすると、左側に現在使用できるウィジェットの一覧、右側に表示させることができるエリアグループが表示されます。
ブログ形式のサイトであれば、サイドバーにウィジェットを使うことになりますが、固定ページをフロントページとしたサイトは、フロントページウィジェットエリアを使うことになります。
このエリアに関しては、テーマによって使える場所が異なるので、テーマ選びの際のチェックポイントにしたいです。
例えばカレンダーをサイドバーに追加したい場合、カレンダーと書かれたボックスをサイドバーウィジェットエリアにドラッグ＆ドロップさせるだけです。
ただし、これはあくまで表示させる枠組みを作成したに過ぎないので、内容についてはここからさらに編集していく必要があります。カレンダーであれば、色やデザインを決める、カテゴリーであれば、各項目を追加していくなどが必要です。
ドラッグ＆ドロップではなく、各ウィジェットの右にある小さな三角をクリックして表示させたいエリアを選択する方法もあります。
サイドバーにプロフィールなどテキスト情報を追加したい場合、テキストウィジェットを使います。サイドバーエリアに追加したら、テキストの文字の右にある小さい三角をクリックして展開します。
このテキストボックスに表示させたい文章を入力していきます。ビジュアルタブなら、入力した内容がそのまま反映されるので、初心者の方におすすめです。
追加したウィジェットの位置や順番を変えたい時は、ボックス自体をドラッグ＆ドロップして動かすことで移動できます。
WordPressのウィジェットを非表示にする方法
逆に作成したウィジェットを非表示にしたい場合、停止と削除の2つの方法があります。停止は作成した内容はそのままに、非表示にするための機能で、追加した時と反対にウィジェット一覧にドラッグ＆ドロップするだけです。
削除したい場合には、小さい三角をクリックして展開した後に表示される「削除」の文字をクリックします。内容も含めて消えてしまうので、この先もう使うことはないと判断した時だけ使うようにしましょう。
WordPressのウィジェットをカスタマイズしやすいプラグイン
WordPressには、標準でウィジェット管理機能が付いていますが、プラグインを入れることでさらに使いやすくなります。そこで、おすすめのウィジェットカスタマイズ用プラグインをご紹介します。
Widget Options
同じウィジェットでも、ページごとやモバイル用に表示を変えたい、といったニーズに応えてくれるプラグインです。中央揃えといった位置の微調整もできて便利です。
＜リンク＞
Custom Sidebars
サイドバーエリアを新規に複数作成でき、ページごとに適用することができるプラグインです。各ページの編集画面でカスタムサイドバーを選択する形で適用させます。
＜リンク＞
Unlimited Custom Sidebars
こちらもページごとにカスタマイズしてウィジェットを表示させることができますが、タグやカテゴリ、コンテンツなどあらゆる条件を組み合わせて表示できるのが特徴です。
＜リンク＞
WordPressのウィジェットが表示されない時
このようにせっかく苦労してウィジェットを使ったのに、表示されないということもあるようです。その場合にまず考えられることは、テーマの変更です。
ウィジェットに関するデータは、はテーマの中に含まれているため、テーマを変更してしまうとウィジェットの内容も変わってしまいます。旧テーマではフッターのウィジェットエリアが存在したのに、新テーマでは存在しないといった場合には、フッターエリアに表示されないことになります。
他に考えられる原因は、プラグイン同士の干渉です。WordPressでは、様々な作成者のプラグインがあり、更新頻度やバージョン対応もまちまちです。そのため、相性が悪いプラグイン同士が干渉してエラーを起こすことがあります。この場合は、プラグインを一つ一つ無効化させて調べるしかありません。
WordPressのウィジェットを活用して見やすいサイトに
WordPressはHTMLやCSSを詳しく知らない人でもサイトを作成できる便利なツールですが、その中でもウィジェットはより多くの情報を見やすく配置できるおすすめの機能です。
サイトを訪問する人は、第一印象で読みにくいと感じると、すぐに去ってしまうでしょう。ウィジェットを使って読みやすい、使いやすいサイトにできれば、ユーザーも必要な情報をスムーズに得ることができます。
それでも、WordPress自体使い方がよくわからない、またウィジェットもやっぱり難しそうと感じるのであれば、プロの手を借りるのも一つの方法です。
著者紹介
鈴木伸二
代表取締役CEO
1985年生まれ。岩手県出身。
SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。
