Shopifyサブスクアプリの導入

継続的に売上を得られる、将来の利益を試算できる点から、サブスクリプションの導入をShopify上で考えられている方も多いのではないでしょうか。

しかし、定期購入となると、商品発送の間隔の設定、お客様の注文のスキップをどのように運用するのか、ロイヤルカスタマーなどの会員ランクを実装するのか、

などサブスクリプションを実行する上で障壁が沢山あります。

今回は、Shopifyでサブスクリプションの導入を支援してくれる日本の純正アプリである「定期購買」をご紹介させて頂きます。

日本純正アプリ定期購買とは?

日本純正アプリ定期購買とは?

定期購買は、$49/月の定額料金と、取引手数料1%で利用できる日本の会社が作成したShopifyアプリとなります。

Shopifyのアプリのほとんどが海外製のものとなる為、サポート面と機能面において、日本純正アプリというのはとてもありがたいです。

基本的なサブスクリプションとして、実装したい機能はもちろん、痒い所に手が届くアプリとなっています。

その為今回は、サブスクリプションとしての基本機能の紹介と、日本純正アプリならではのLINE機能との連携についてお話をします。(2022年2月27日現在)

■定期購買アプリ

https://apps.shopify.com/huckleberry-subscription

今回ご紹介する機能

今回ご紹介する機能

定期購買には、様々な機能が実装されているのですが、今回はその中で、特に他のサブスクアプリにはない機能をご紹介させて頂きます。

・会員ランクごとの割引

・初回特別割引

・2回目以降、決済前の事前メール送付

・LINEのセグメント配信

会員ランクごとの割引

会員ランクごとの割引

アプリをインストール後、「会員ランク」タブを開き、「ランクを作成」をクリックする事で、下記の会員ランクの編集画面に遷移します。

この画面で、それぞれのランク名、昇格条件、割引率を設定することが可能です。

会員ランクごとの割引

この会員ランク設定時の注意点として下記があります。

  • 公開後、昇格条件(注文金額)を編集することは出来ません。
  • 指定の金額以上の注文をした顧客が当該ランクに昇格します。
  • 0円を設定すると、すべての顧客が当該ランクに設定されます。
  • 定期購買の注文のみカウントします。

上記の設定が完了すると、お客様はマイページ内で、自分のランクを常時確認することができ、ランクに応じた割引を受けることができます。

初回特別割引

初回特別割引

 サブスクリプションのマーケティング手法として、初回だけ割引率を高くして、顧客を獲得する手法を取りたいという方は多いのではないでしょうか。

定期購買では、初回特別割引機能がある為、固定の価格のお値引き、もしくは、パーセントでのお値引きをさせることが可能です。

また、2回目以降の価格もチェックアウトページに記載されるので、お客様にとっても、わかりやすいUIとなっています。

2回目以降、決済前の事前メール送付

2回目以降、決済前の事前メール送付

続いては、決済前の事前メール送付機能になります。

お客様にとっての、痒い所に手が届く機能となっています。

サブスクリプションの一つとして、次の定期便がいつ届くのか、いくら決済されたのかは、顧客として、その都度取得したい情報の一つではないでしょうか。

定期購買の決済前の事前メール送付機能を利用することで、決済の〇日前に送付の設定が出来る為、お客様への商品到着のリマインドとして機能してくれます。

設定は、「一般設定」の「メールテンプレート」の「注文前の確認メール」より設定して頂くことが可能です。

LINEのセグメント配信

LINEのセグメント配信

最後にご紹介するのが、LINE会員へのセグメント配信になります。

こちらの機能なのですが、定期購買アプリから顧客情報に自動的に付与されたタグを活用して、

ソーシャルPLUSという別のアプリサービスを用いて特定のユーザーに対してLINE配信を行うことが可能です。

定期購買の注文作成時に定期購買アプリ側から、Shopifyの顧客情報に「プラン名」「商品名」「購買ステータス」「会員ランク」のようなタグが自動的に付与されます。

付与されるタグ一覧は下記になります。

■定期購買アプリから自動的に付与されるタグ

  • プラン名
  • 商品名
  • スキップ時 ※スキップ回数も付与
  • 解約時 ※再開時に自動削除
  • 一時停止時 ※再開時に自動削除
  • 会員ランク
  • 購入回数 ※購入回数ごとに「設定したタグ情報」を自動的に付与

その為、それぞれのタグに応じて、特定のプラン・商品を購入している方に対して別商品案内をLINE配信をしたりなどのアップセルを促すことができます。

ソーシャルPLUS側の設定は、「セグメントを設定して配信する」をクリックし、タグを設定し、配信先を絞り込み、配信メッセージを作成する事で設定は完了になります。

まとめ

まとめ

今回は、Shopifyでサブスクリプションを実装するための、日本純正アプリの「定期購買」をご紹介しました。

定期購買アプリを提供しているハックルベリー社は、様々なパートナーとアライアンスを結んでいる為、アプリ同士の親和性が良いのも一つの大きな特徴になります。

ぜひ、Shopifyでサブスクリプションをご検討の方は、「定期購買」をお試ししてみてください!

■ハックルベリー社HP

https://huckleberry-inc.com/

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著者紹介

フロントエンドエンジニア
1992年生まれ。福井県出身。
得意項目:JavaScriptを用いたフロントエンドの実装や、Google Apps Scriptを用いた業務効率化が主な得意分野です。まだまだ経験が浅いので、日々勉強しております。