「いろいろなShopifyのアプリを試して、より売れるサイトに改善したい」
「Shopifyのアプリで日々の業務が便利になるものを知りたい」
とお悩みではないですか?
アプリを使ってみたいと思っても、自分のサイトに必要なものが分からないと、手間がかかるだけで改善どころではなくなってしまいます。
今回は、膨大なShopifyアプリの中から目的別におすすめのアプリを紹介していきます。
さらに、アプリをインストールする際に知っておくべき注意点についても解説していきます。
この記事を読めば、自身のサイトの課題を解決する最適なアプリを見つけ、アプリの効果的な使い方が分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
CONTENTS
Shopifyアプリで出来ること
Shopifyはアプリを使うことで、サイトのデザインや機能を誰でも簡単にカスタマイズできます。
デザイン系のアプリでは、商品の見せ方やキャンペーン、訴求内容を見やすく表現可能。
他にもサイト運用・接客・販促・業務効率化など、多種多様な機能のアプリが展開されています。
自分のサイトに必要な機能は、アプリを追加することでほぼ実現できます。
アプリにはそれぞれ無料と有料のアプリがあり、機能や出来ることが細かく違うので、自分のサイトに必要な機能をしっかりと確認しましょう。
Shopifyでおすすめのアプリ
Shopifyのアプリストアには、現在6,000個を超えるアプリが公開されています。
自身のサイトに必要な機能のアプリが見つかる可能性が高い一方で、どれがよいのか迷ってしまうかもしれません。
ここでは、機能ごとにおすすめのアプリを紹介していきます。
SEO manager:集客アップにおすすめ
※画像引用:SEO manager
■価格
- 20米ドル/月
■機能
- SEO対策の提案
- キーワードの提案
- タイトル・メタディスクリプションの編集
- リンクエラーの管理
- サイトマップの管理
サイトのSEO対策は対応する箇所も多く、知識も必要なため初心者には少々難しいと感じるかもしれません。
SEO managerはサイトのSEO対策をするために、検索ボリュームの多いキーワード、タイトルやメタディスクリプションの最適化の提案をしてくれます。
他にもリンクエラーや404ページを自動抽出し修正するなど、SEO managerでサイトが快適に閲覧できる状態を管理できます。
ただし英語表記のアプリなので、使用する際は英語で対応する必要があることは考慮しておきましょう。
Judge.me:購入率アップにおすすめ
※画像引用:Judge.me
■価格
- 無料・15米ドル/月
■機能
- 商品レビューの投稿
- レビューの返信
- レビューのメールリクエスト
- クーポン発行によるリワード
- Q&Aフォーム
- SNS連携
Judge.meはレビュー機能に特化したアプリです。顧客が商品を購入する際、実際に使ってみた感想や使用感は商品購入の後押しとして効果的です。
Judge.meではレビューを集めるだけでなく、レビューを使った機能を無料もしくは有料で使えます。
無料プランではレビューの投稿やSNS連携といった機能を使用できるので、お試しで導入するには十分です。
有料プランになると、レビュー投稿したユーザーへクーポンの発行ができたり、Googleショッピングの商品レビューと連携させたりと、よりレビューを活用した施策が行えます。
Shopify Flow:業務の効率化におすすめ
※画像引用:Shopify Flow
■価格
- 無料
■機能
- 購入金額別の顧客管理
- 在庫ゼロ通知
- リスクの高い注文のアラート
- 2回目の注文後にクーポンコードを送信
Shopify Flowはサイト運営で発生する細々とした作業を自動化してくれるアプリです。
商品在庫が少なくなった場合の通知や、在庫レベルによって商品の表示・非表示など日常的に発生する業務を自動処理してくれます。
また、これまでのサイトでの購入総額による会員の管理や、100ドル以上の商品返金をした顧客の追跡など、顧客管理・危機管理もこのアプリで対応ができます。
Shopify Flowアプリは無料ですが、追加機能が使える上位プランのShopify Plusの利用者でなければ使えないのでご注意ください。
Discounted Upsells- Cross Sell:客単価アップにおすすめ
※画像引用:Discounted Upsells- Cross Sell
■価格
- 7.95米ドル/月から
■機能
- セット商品のポップアップ表示
- セット商品の割引設定
- アップセル商品の開始日と終了日を設定
Discounted Upsells- Cross Sellは、アップセルとクロスセルを簡単にサイトで行うことができます。
アップセルは、顧客が買おうとしている商品より高額の商品を提案することで客単価を上げます。
一方でクロスセルは、関連性のある商品を提案してどちらも購入してもらうことで客単価を上げる手法です。
アプリではセット購入で割引になるセット商品の作成や、関連性の高い商品をポップアップで表示することで顧客単価アップを後押しします。
ただしアプリは英語表記なので、使用する際は英語で対応する必要があることは考慮しておきましょう。
PageFly:サイトのデザインにおすすめ
※画像引用:PageFly
■価格
- 無料・19米ドル/月から
■機能
- サイトページの作成
- ブログページの作成
- スライドショー・アコーディオンメニューなどの追加
- ページのパフォーマンス分析
PageFlyはコードの知識やデザインの知識がなくても、簡単に理想のサイトデザインを作れるアプリです。
ページ作成の自由度も高く、キャンペーンや商品説明のためのランディングページをテンプレートの使用だけではなく、細かな設計から作れます。
具体的には、画像の配置やフォントのサイズといった細やかな設定も、管理画面で簡単に操作ができます。
Langify:越境ECにおすすめ
※画像引用:Langify
■価格
- 17.50米ドル/月
■機能
- 自動翻訳機能
- 最大20ヶ国語へ翻訳
- Shopify通貨のワンクリック導入
- SEO最適化
越境ECを検討するうえで、まず考えるべきは言語です。日本で展開されている日本語のサイトの場合、海外から訪問してもらうためには言語対応が必須です。
Langifyは自身のサイトにあるテキストを多言語に翻訳してくれるアプリです。
トップページや商品ページはもちろん、カートやメールの内容なども翻訳してくれます。
またプログラミング不要で、ワンクリックで訪問者の言語にリダイレクト出来るため、越境ECには欠かせないアプリです。
Loyalty, rewards and referrals:リピート購入増加におすすめ
※画像引用:Loyalty, rewards and referrals
■価格
- 無料・159米ドル/月から
■機能
- 購入・訪問・レビューによるポイント付与
- 友だち紹介によるポイント付与
- ポイント還元
- 送料の割引
- VIPセール招待
Loyalty, rewards and referralsはポイントを使った施策が可能なアプリです。
ポイントはサイトのログイン時やレビュー投稿、友だちの紹介の他、購入商品の何%かを還元して付与することもできます。
また顧客は付与されたポイントを使って支払いも可能です。
ポイントだけではなく、割引や一部の顧客に先行でセールを招待できるので、2回目以降の購入につなげる効果も期待できます。
Pre-order Now – PreOrder:予約販売におすすめ
※画像引用:Pre-order Now – PreOrder
■価格
- 無料・19.95米ドル/月から
■機能
- 予約ボタンの表示
- 予約割引
- 予約商品がカートに混在時のアラート
- 予約注文メールの送信
Pre-order Now – PreOrderは予約販売を簡単に管理・設定できるアプリです。
予約機能をつかえば、販売日が先の商品を少しでも早くから注文がとれます。
また、商品が在庫切れになった場合、予約ボタンに自動で変更できるので販売の機会ロスをなくせます。
サポート機能として、顧客が予約商品と通常商品が混在している場合、ポップアップで警告を出すこともできます。
また、予約割引などのキャンペーン機能もあり、予約商品の販売をサポートする機能も充実しています。
Shopifyアプリのインストールの仕方
Shopifyのアプリは簡単にインストール作業ができます。
シンプルなステップで完了できるので、インストールの仕方を紹介します。
- ストア管理画面内の「アプリ管理」から「ストアをカスタマイズ」をクリック
- Shopifyアプリストアから追加したいアプリを検索
- アプリのページから「アプリを追加する」をクリック
- 管理画面に戻り「アプリをインストール」をクリックしてインストール完了
欲しい機能を簡単にすぐにサイトに追加できるのがShopifyの魅力です。
Shopifyのアプリをサイトに導入する際の注意点
Shopifyのアプリは簡単なステップでインストールから実装まで出来ます。
しかし簡単だからこそ、アプリをサイトに導入する前に知っておくべき注意点を知る必要があるのです。
アプリを入れすぎない
アプリを入れすぎると、以下のような障害が出る可能性があります。
- サイトの表示速度が落ちる
- アプリ同士の互換性が悪くどちらかのアプリ機能が使えなくなる
- サイトの画面表示が崩れる
そもそも、複数のアプリを使うとそれぞれのアプリでデータや設定を管理をする手間が発生します。
管理が煩雑にならないためにも、サイトに必要なアプリは厳選して入れるようにしましょう。
日本語に対応しているアプリか確認する
Shopifyは海外発のサービスのため、日本語に対応していないアプリも多数存在します。
日本語対応をしていなくても、機能は問題なく使える場合がほとんどです。
しかし、インストール後に日本語対応がしていないことがわかると、コードを編集して日本語にカスタマイズするといった対応をする手間が増えてしまいます。
そのため、サイトに導入を検討しているアプリは事前に日本語に対応しているか、または英語対応が必要かは確認しておきましょう。
アプリが合わなかった場合でもすぐに解約しない
対象のアプリが単一の機能しか備わっていなければ問題ありません。
しかし解約したいアプリに備わっている複数の機能を使っていた場合、アプリの解約と同時に使っていた機能も一緒に使えなくなります。
そのため、アプリを解約してもサイトの機能に影響はないかはしっかりと確認しましょう。
Shopifyアプリの解約の仕方
Shopifyのアプリの解約方法は、インストール以上に簡単です。
解約の手順は、ストアの管理画面内の「アプリ管理」から消したいアプリを選んで「削除」をクリックします。
確認のメッセージが出るので、「削除」を再度クリックしたら解約完了です。
特別な手続きなどなく、簡単に解約できてしまうので、いらないアプリが出てきた場合は管理のためにも削除して整理しておきましょう。
Shopifyのアプリは開発できる?
「どうしてもサイトに欲しいけどストアにはない機能がある」という場合、オリジナルで開発も可能です。
アプリにはストアで公開され誰もが使えるアプリのほか、公開アプリにはない機能を0から開発して作る一般には公開されないアプリがあります。
独自アプリを開発することで、自身のサイトで希望する機能を実装できます。
ただし、アプリの開発は専門的なプログラミング知識が必要なので、初心者が簡単にできるものではありません。
どういった機能が必要でどのように使うかなど、アプリ開発の業者としっかりと相談して開発を進めましょう。
番外編:Shopifyアプリで実店舗と連携したポイントプログラムも可能
※画像引用:Appify
Shopifyに機能を追加するアプリとは別に、Shopifyのサイト自体をアプリ化することが出来ます。
Shopifyをモバイルアプリに変換する「Appify Mobile」というサービスを使うと、簡単にサイトをアプリ化できます。
アプリ化することで実店舗をもっているショップは、店舗・オンラインストア・アプリの3つを連携させた販促をすることも出来ます。
また、ロイヤリティプログラムを提供するアプリのAppify VIPを使うことで、店舗やオンラインストアでの購入に対して共通のポイント付与が可能です。
付与したポイントは店舗・オンラインストア・アプリ内で共通して使えるため、どのチャネルでも一貫したポイントサービスを提供できます。
チャネルの壁を越えたポイントサービスやイベント施策をすることで、顧客のファン育成をサポートします。
まとめ
Shopifyは初期ではシンプルな機能が備わっているのみですが、アプリを使うことでたくさんの機能を使うことができます。
アプリはデザインなどのビジュアル面だけでなく、SEOなどのサイト設計や業務の効率化など非常に多岐にわたった機能が用意されています。
アプリのインストールは非常に簡単に出来るので、サイトの課題や状況にあった機能を使ってより満足度の高いサイト作りを試してみてください。