SNSマーケティングって何?やり方を学ぶ方法とは

SNSマーケティングを任されたけれど、どうやったらいいのかわからない、重要性がいまいちわからないという方も少なからずいるようです。そこで今回は、SNSマーケティングについてや学び方などをご紹介していきます。

 

SNSマーケティングとは

SNSマーケティングとは

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用者は年々増えていて、生活のあらゆる情報を収集する手段として拡大しています。実際に、総務省の2021年度「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、全世代でソーシャルメディア利用平均時間が上がっています。

「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」|総務省

「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」|総務省より抜粋

 

総務省では、ソーシャルメディアについて ”ソーシャルメディアとは、インターネットを利用して誰でも手軽に情報を発信し、相互のやりとりができる双方向のメディアであり、代表的なものとして、ブログ、FacebookやTwitter等のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、YouTubeやニコニコ動画等の動画共有サイト、LINE等のメッセージングアプリがある”(引用:平成27年版 情報通信白書|総務省)と定義しています。

 

このソーシャルメディアの中にSNSも含まれます。

ソーシャルメディア

このような時代の流れから、SNS内で情報収集を行い、購買するという人も増えているわけです。このことを利用したのがSNSマーケティングです。

 

まず、SNSの中で企業情報を発信することで、認知度を高めることができます。それ以外にもSNS内に表示される広告を出稿することで、より多くの購買層に働きかけることができます。また、顧客や将来の見込み客から直接意見をもらうこともできます。

 

一方で、情報伝達の方法を間違ってしまうと、炎上するというリスクもあるということは、認識しておいた方が良いでしょう。

 

SNSマーケティングで使われるSNSと成功事例

SNSマーケティングで使われるSNSと成功事例

 

Twitter

ツイートと呼ばれる文章を中心とした発信を行うことができ、10代~20代の利用者が多いです。無料で始めることができるのがメリットですが、匿名でアカウントを持てるため、炎上しやすいのがデメリットです。

広告に関しては、ターゲットを設定できるのが特徴です。ただし、競合が多い場合には予算が多く必要となるでしょう。

Twitterマーケティングの成功事例はローソンです。現在600万以上のフォロワー数で、新商品の情報やクーポンなどのお得な情報を写真と共に「ローソンクルー♪あきこ」さんが発信しています。

<リンク>

ローソン|Twitter

 

Facebook

30代~50代、特に50代が多いSNSとなっています。本名での登録が求められるため、ビジネスに使用するユーザーも多いです。

本名での登録という点が、広告にもうまく働きます。ターゲットを絞る際、しっかりとしたデータを使うことができるからです。広告の種類も豊富です。

Facebookの成功事例は、Citizen Watchです。販売する時計についての最新情報はもちろん、こだわりぬいたポイントなどを写真と動画を使って説明しています。150万以上のフォロワー数を誇ります。

<リンク>

Citizen Watch|Facebookページ

 

Instagram

10代~30代で若干女性が多めのSNSです。写真や動画の投稿が主になるため、ビジュアル重視の商品やサービスに向いています。

投稿する写真の統一性で、ブランディングを行い、ハッシュタグでユーザーを惹きつけていきます。ショッピング機能で直接購買につなげることができるのが魅力です。

Instagramの成功事例はGUで、フォロワー数は130万以上となっています。インスタグラムのビジュアル性を生かしたファッションコーデ写真投稿は、一般ユーザーを巻き込んでファンを増やしています。

<リンク>

GU(ジーユー)|Instagram

 

LINE

幅広い世代に利用されているメッセージアプリです。企業の公式アカウントを通じての発信に加え、個別メッセージにも対応できる点が優れています。

公式アカウントから、クーポンやセール情報などの情報発信から、購買につなげることができます。広告では、ターゲットを絞ってトークルームの上部に表示させるなどの機能を利用できます。

LINEの成功事例は、ヤマト運輸です。荷物の追跡など個々に応じた情報と結びつけているほか、期間限定のLINEスタンプなどをうまく利用しています。

 

SNSマーケティングを学ぶのにおすすめの方法

SNSマーケティングを学ぶのにおすすめの方法

SNS担当になってしまったので、今すぐにでもマーケティングについて学びたいという人はもちろん、これからマーケティングの仕事をしてみたいという方にもおすすめの方法をご紹介します。

 

SNSマーケティングを本から学ぶ

SNSと言っても様々なものがあるので、決まっていればそれに特化した本がおすすめです。特に決まっていない場合は、SNS全般に関する本やマーケティングに関する本を活用しましょう。

 

中の人は駐在さん ツイッター警部が明かすプロモーション術

Twitterを始めたきっかけから、やり方など警視庁の公式アカウントを運用する警部の体験談です。公務員でなく民間企業のアカウントでも同様に参考となる部分が多いので、これからTwitterでマーケティングをする人におすすめです。

著者:中村 健児

出版社 : 翔泳社 (2021/7/19)

単行本 : 200ページ

 

「いいね」を購入につなげる 短パン社長の稼ぎ方

アパレル企業の社長がSNS経由で商品を販売してきたプロセスを書いた本です。SNSマーケティングの基本的な考え方や仕組みを学ぶことができます。

著者:奥ノ谷 圭祐

出版社 : KADOKAWA (2019/12/6)

単行本 : 208ページ

 

SNSマーケティングを学ぶセミナー

最近はオンラインでの開催も増えているので、マーケティングの先駆者によるセミナーに参加するというのもおすすめです。ただ、内容に見合わない金銭を要求するケースもあるので、講師についてはしっかりと確認してから参加してください。

また、同じSNSマーケティングに関するセミナーでも、対象とする人に違いがあるので、何を学びたいのか明確にして、それに合ったものを選びましょう。

 

SNSマーケティングを行う会社に入る

SNSマーケティングをこれから学んで生かす仕事がしたいのであれば、すぐに現場に入るのがおすすめです。本やセミナーで学ぶことも大切ですが、実務の現場で学ぶ経験は大きいです。未経験者も可という求人もありますので、ぜひ応募してみてください。

 

SNSマーケティングはまずは試してみる姿勢が大切

不本意ながらSNS担当者になってしまったという場合は、責任感の大きさに悩まされることもありますが、考え過ぎずに自分らしさを出していくことが大切です。もちろん企業であれば、炎上などの問題を回避するためのルールや問題が起きてしまった場合の対策をあらかじめ決めておかなければいけませんが、恐れるあまり消極的になってしまっては意味がありません。

それでも、SNS運用は難しい、どうしたらよいかわからない、という場合には、プロに任せるのもおすすめです。

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著者紹介

代表取締役CEO
1985年生まれ。岩手県出身。
SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。