【ソーシャル担当者必見!】2022年インスタグラムを制するために必要な動画テクニックまとめ

「動画」はソーシャルメディアを活用したマーケティングにおいて、もう無視することのできないコンテンツ形態のひとつです。

インターネットの発達により、多くの情報が行き交うソーシャルメディアの世界で動画は写真よりもオーディエンスを楽しませることができるだけでなく、

たくさんの情報を短時間で伝えることができます。

また、動画とひとことに言ってもYoutubeのような長い動画をアップすることのできるプラットフォームからTikTokのような短い動画がメインのプラットフォームまで、

その種類と特色はプラットフォームにより様々です。

今記事では、数多く存在するソーシャルメディアプラットフォームの中でも、日本で根強い人気を誇るインスタグラムにフォーカスし、

インスタグラムマーケティングで使える動画テクニック&戦略をご紹介いたします。

これから、インスタグラムをビジネスシーンにおいて活用しようと考えている方、もしくは個人でインスタグラムを活用し、

自身のインスタグラムアカウントをブランディングしていきたい考えている方は必見です!

インスタグラムの動画市場

【ソーシャル担当者必見!】2022年インスタグラムを制するために必要な動画テクニックまとめ

インスタグラムはかつて、写真を共有するためのソーシャルプラットフォームとして知られていましたが、現在では動画コンテンツが爆発的に普及し、人気を博しています。

現在インスタグラムは、4つの異なる動画フォーマットを所有しており、マーケターはそれらをうまく活用し、

インスタグラム上でオーディエンスとつながる絶好の機会を創造しています。

ストーリーズ、インスタ ビデオ、インスタ ライブ、そしてリールです。

インスタ ビデオは、IGTVとフィードビデオとして知られていたものを組み合わせたものです。 

また、インスタグラムは2023年までにユーザー数が12億人にまで昇ることが予測されており、今現在もアクティブユーザー数は増加の一途を辿っています。

インスタグラムで動画を活用したコンテンツを展開するには、自分に合ったタイプの動画フォーマットを選ぶことが重要です。

インスタグラムの動画の種類だけでなく、動画を制作する上で欠かせないポイントをまとめたので、そちらをご紹介していきます。

インスタグラム ストーリーズ

インスタグラム ストーリーズ

ストーリーズは、投稿した動画が24時間後には消えてしまう、時間限定の15秒の短編動画が投稿できる機能です。

ストーリーズで制作されたコンテンツは、より洗練されたインフィードやIGTVなどのマーケティングビデオとは対照的に、

よりリアルで、カジュアルなため親しみやすさを感じやすいフォーマットでもあります。

また、ストーリーズは他の動画フォーマットと異なり、「動画を制作する」というよりも「リアルを伝える」ことに向いているので、

舞台裏や撮影風景などを紹介することに活用されることが多くみられます。

そして、何より裏側を公開することは日常で見せていない部分を見せることなので、オーディエンスはより深いつながりを感じたり、

発信者に親近感や信頼を感じやすくなるのです。

ストーリーズの動画の長さは最大15秒です。しかし、使い方によっては15秒で完結ではなく、15秒の動画をつなぎ合わせてスライドショーのようなストーリーで、

一連のストーリーを作成することもできます。

また、ストーリーズは動画だけでなく、写真も投稿することができます。

ストーリーズの写真は7秒間オーディエンスに表示されます。

形態はTikTokの動画と同じく、ストーリーは縦長で表示され、モバイルの全画面を使用します。

動画にはテキストやステッカー、投票機能やQ&A機能を追加することができるので、オーディエンスとリアルタイムのコミュニケーションをとるのにぴったりです。

ストーリーは、その刹那的な性質から、常にユーザーの注目を集め、ブランドの認知度を高めるのに最適な方法として活用されています。

同じ内容の動画だったとしても「24時間限定」となることで、人々に「今すぐチェックしなきゃ!」と焦りを感じさせることができるのではないでしょうか。

事例:The Economist(エコノミスト)

-事例:The Economist(エコノミスト)

海外の有名なニュースサイトThe Economistは、ストーリーズを活用して、ウェブサイトに掲載されている記事へのトラフィックを着実に増やすことに成功しています。

彼らは毎週、ストーリーズでオーディエンスに最新のニュースと関連するクイズを出題し、答えを推測してもらうことで、ニュースそのものに対する関心を集めています。

クイズは毎週同じ日に公開され、さまざまな写真やビデオコンテンツ、そしてインタラクティブな投票ステッカーを使用して、

「True or False(嘘かホントか)」タイプのクイズや、正しい答えをユーザーに求める複数選択式の問題を出題しています。

オーディエンスは、クイズをしているという感覚なので自然と答えを知りたくなりますよね。

そして、このコミュニケーションから真似したいポイントとなるのは「オーディエンスが自ら答えを考える」時間を作り出すことで、

一方的な情報の提供ではなく、インタラクティブなコミュニケーションになっているということです。

また、The Economistのインスタグラムストーリー ハイライトはトピックごとに綺麗にカテゴライズされているので、

24時間以内にコンテンツを見ることができなかった人でも彼らのコンテンツを楽しめるようになっています。

-事例:The Economist(エコノミスト)

エコノミスト インスタグラム:https://www.instagram.com/theeconomist/

これはニュースサイトだけではなく、様々な業界やトピックで使えるコンテンツ形態でもあるので、ぜひ真似してみてくださいね!

インスタグラム ビデオ

インスタグラム ビデオ

インスタグラム ビデオは2021年に導入された動画フォーマットで、IGTVとインフィードビデオを組み合わせたものです。

このタイプの動画は最大1時間までで、IGTV動画と同様にアプリの右上にある+記号をタップしてアップロードすることができます。

現在はトリミング、位置情報のタグ付けだけでなく、フィルターなどの新機能が導入されています。 

インスタグラム ビデオのフォーマット形態で投稿したコンテンツは誰かがあなたのフィードをスクロールしたときに表示されますので、

オーディエンスに動画を全て見てもらいたい場合、オープニングの数秒で彼らの関心を惹きつけなければなりません。

この点はYoutubeと同じと考えても良いでしょう。

ただ、インスタグラムは基本的に画像がメインのプラットフォームなので、ほとんどのオーディエンスは長尺の動画を予想していなければ、期待もしていないかもれません。

ストーリーズやインスタライブといった機能では「リアル感」を感じることができるのですが、インスタビデオはその点を演出することが非常に難しくあります。

もし、どうしても長い動画を投稿したい場合はそれ用に短いティザー動画を用意しても良いかもしれません。

インスタグラムライブ

インスタグラムライブ

インスタグラムライブは、リアルタイムでフォロワーに動画を配信することができる動画機能になります。

フォロワーは配信中にライブを見ることもできますし、後でストーリーとしてキャッチアップすることもできます。

どのような形であろうと、ライブ配信をする時は「配信中にトラブルが発生したらどうしよう!」と心配になるのがほとんどでしょう。

「リアルタイムで」何かをするには勇気がいりますよね。

ですが、インスタライブは挑戦する価値が大いにあるコンテンツ機能なのです。

ライブをすることで、多くのオーディエンス、もしくはフォロワーはあなたのことを近くに感じられるだけではなく、

あなたと共にその「瞬間」を楽しめていることに喜びを感じるのです。

もしかしたら、何かトラブルが起こったり、ミスが起きてしまうこともあるかもしれません。

しかし、それらもファンからすれば、よりリアルなあなた「らしさ」を見ることができることで、信頼感を生み出すことにもつながります。

では、インスタライブをどのように活用すれば良いのでしょうか?

ライブ配信ではリアルタイムQ&Aや、ブランドイベントの裏側などを紹介するのにぴったりです。

ライブビデオはインタラクティブを楽しめるものとして多くのオーディエンスが集まるので、あまり台本通りにするのはベターではありません。

しかし、オーディエンスに楽しんでもらうためには準備を入念にする必要があります。

インターネットはあらかじめ接続に不具合がないかを確認し、音声や画像、アングルが問題ないかも配信前に確認しましょう。

このようにして配信クオリティーが安定していることで、オーディエンスはストレスフリーであなたとのコミュニケーションを楽しむことができるのです。

当日うまくいかないことがあっても、その失敗自体をライブ体験として楽しむようにしましょう!

事例:Chipotle(チポトレ)

-事例:Chipotle(チポトレ)

アメリカで大人気のファーストフードチェーンのChipotleは、インスタライブを活用し、メキシコ料理の調理方法を紹介するコンテンツを配信しています。

シェフが登場し、このインスタライブでは本格的なマルガリータの作り方を紹介しました。

また、このライブ配信はメキシコのお祭り「Cinco de Mayo(シンコデマヨ)」に併せて行われたため、

メキシコの文化である年に一度のお祭りの認知度を高めただけでなく、ブランド自体の認知度向上にも効果を発揮しました。

また、コロナ禍で多くの人々は家にいながら楽しめることを考えていたこともあり、このようなHow To動画やレシピチュートリアル動画に対する需要は600%上昇していたのです。

また、ライブ配信の盛り上がりをブーストさせる方法として「ゲストの追加」オプションを使用することをオススメします。

あなたが話すトピックに詳しい業界の専門家やインフルエンサーとコラボすることで、

ファンはよりリアルな対話に参加できるので、双方のコミュニティー間から多くのオーディエンスが参加することにもつながるでしょう。

インスタグラム リール

インスタグラム リール

リールは、TikTokが普及させた縦型動画形式をインスタグラムが取り入れたものです。

また、このような機能はインスタグラムだけではなくYoutubeでもYoutube Shortsとして登場しており、

そのことからも動画市場で短尺動画に人気が集中しているということが伺えます。

インスタグラム リールでは、15~30秒の短尺動画が投稿でき、ARフィルターやテキスト、その他にもグリーンスクリーンモードなどが用意されており、

エフェクトや音楽を使ったクリエイティブ性の高いコンテンツを制作することができます。

また、ユーザーはプロフィールの「リール」をタップ、またはInstagramフィードの「検索」で他のユーザーやブランドが制作したリールを見ることができます。

また、機能としてはTikTokとほとんど同じ形式ですので、

もしあなたが先にTikTokを活用して動画をそちらで投稿されている場合はそのコンテンツをインスタグラムでもリールとして利用しても良いかもしれません。

ソーシャルメディア動画に使える5つのアイデア

ソーシャルメディア動画に使える5つのアイデア

最後にソーシャルメディアで動画マーケティングをする上で活用できる動画コンテンツアイデアを5つご紹介いたします。

解説動画

動画は楽しく見るためのものではなく、検索エンジンとして利用されることも多々あります。

例えば、インスタグラム動画フォーマットではリールやインスタビデオが解説動画を制作するには向いていますね。

解説動画は、ブランドの目線で物事を説明する部分が「オリジナリティー」とされます。

また、解説動画はユーザーにとって複雑なアイデアやトピックを単純化し、簡単に理解するのにも役立ちます。

How To動画

How To動画は、オンラインチュートリアルのようなもので、製品の使い方、何かの作り方などを説明するシンプルな動画形態です。

この種の動画は、ブランドが自らの商品のベネフィットをさりげなく紹介するのに適しているだけでなく、

多くのオーディエンスに役立つコンテンツでもあるので、動画内容がヒットさえすれば再生回数は継続的に伸びていくことが多く見られます。

インタビュー・Q&A動画

インタビューやQ&Aビデオは、いつも見えない部分を紹介することができるコンテンツなので、オーディエンスの興味関心をくすぐるものになるでしょう。

質問を自分で用意することもできますが、エンゲージメントを向上させるためにはオーディエンスに質問を投げかけることで、更なるエンゲージメントを期待できます。

ですので、このような形のQ&A動画を制作する場合は事前に告知を行い、ソーシャルメディアを通じて質問を集めるようにしましょう。

そして、それらの質問をまとめ、テーマやトピックに合うものを吟味してから動画を制作しましょう。

ビハインド・ザ・シーン(裏側を公開)

本格的で魅力的なビハインド・ザ・シーン動画で裏側を紹介することで、オーディエンスはあなたのブランドの舞台裏の様子を垣間見ることができます。

これらの動画は、企業文化を紹介するだけでなく、ブランドの人間らしさを見せるのにも適しています。

裏側を公開し、オーディエンスとの間に信頼を築き、結びつきを強めることができるのです。

レビュー動画

レビュー動画は、ビデオクリエイターが新製品や話題の商品を試すことを動画で紹介したり、話題の音楽や動画に対してリアクションをとる動画でもあります。

最近ではTikTokなどのダイエットや美容に関する動画に対して、その道の専門家がこの情報は「ホントか嘘か」をレビューする動画などが人気になりつつあります。

まとめ

まとめ

インスタグラムは写真がメインのプラットフォームではありますが、リール機能に力を入れていることはインスタグラムの幹部が公言している程、「動画」にも力を入れ始めています。

ですので、写真だけのコミュニケーションではなく動画を活用して、既存顧客やオーディエンスと深い関係を築いていきましょう。

今記事で紹介したテクニックを活用して、あなたにしかできない方法でインスタグラムを活用してみてくださいね!

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著者紹介

代表取締役CEO
1985年生まれ。岩手県出身。
SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。