B2Bのマーケティングで頻繁に活用されるLinkedIn。
「もっとLinkedinをマーケティング施策に入れたいけれど、使い方がいまいちわからない…」
「事例や活用法を学びたくっても、FacebookやInstagramと違ってなかなか情報がなくって…」
今記事ではそんなマーケターの方々へ向けて、ビジネスの成長を加速させるLinkedIn活用方法をご紹介いたします。
CONTENTS
LinkedInとは?
もし、あなたがマーケティングや採用担当者ならLinkedInのことをご存知の方が多いと思います。
しかし、一方でLinkedinは日本でのユーザーが他のソーシャルメディアと比較すると、圧倒的に少ないため、
具体的な活用方法はわからないという方も比較的多く存在しているでしょう。
「Linkedinって、名前は聞いたことはあるけど具体的にどんなものなのか、わからない!」
そんな方の為に、まずはLinkedinの基本的な機能やユーザー分布をご紹介致します。
-LinkedInとは?
LinkedIn(リンクトイン)とは、アメリカで開発されたビジネス向けソーシャルネットワークサービスです。
InstagramやTwitterなどはエンタメ的な目的や、プライベートの繋がりを重視して活用されている一方、
LinkedInは採用・転職活動やビジネス情報などが集約された、ビジネスの繋がりを重視するソーシャルネットワークになります。
その為、LinkedInを使用しているユーザーは自らのビジネスプロファイルを登録することがほとんどで、
それらを元にリクルーターにスカウトされたり、企業に応募することができるのです。
その他にもビジネス系のイベント告知やB2B向けの広告など、基本的にLinkedIn上に上がっている文脈は全て「ビジネス」に関連するものが多い傾向にあります。
-LinkedInのユーザー分布
海外では大人気のLinkedInですが、日本ではまだまだユーザー数が少ないのが現状です。
2020年3月の時点で日本でのユーザー数は約200万人となっており、そのうち5年以上のキャリアのユーザーが84%、マネージャー以上の役職者が38%となっています。
また、LinkedInを使用しているユーザーは積極的に新しいビジネスの機会を探すためにLinkedInを活用していたり、
自らのキャリアアップのために登録しているユーザーが多いので、ビジネス志向が高いユーザーにリーチをする目的にはマッチしています。
では、次にLinkedInで実践できる具体的なマーケティング活用方法をご紹介していきます。
LinkedInで長文の投稿文も書けるように?
LinkedInの企業が投稿できるページは今まで、1300文字という制限があったため長い文章を投稿することができませんでした。
しかし、2021年6月、LinkedInはそれらの文字制限を3000文字にまで増やしたことで、企業側はプラットフォーム上で企業の思いやコンテンツをシェアしやすくなったのです。
例えば、企業側からユーザーにその業界の変化やトレンドを説明したり、ニュースを伝えたりするのも良いかもしれません。
また、LinkedInは2021年10月にブログ機能を企業ページに拡張したことで、企業はさらに長文の記事を書いて公開することが可能になったのです。
これらが意味することは、LinkedInもコンテンツマーケティングを実践できる場として選択肢の中に入っているということです。
わざわざブログ記事を書いてそれをLinkedInでシェアすることで、その思いや視点に共感した優秀な人材があなたの企業に転職や入社を希望するかもしれません。
ぜひ、LinkedInをコンテンツマーケティングを実践するプラットフォームとして活用してみてください。
LinkedInのカルーセル機能を使ってより、ダイナミックなコミュニケーションを
長い文章を書く代わりに、カルーセルを活用したコミュニケーションを行ってみるのもLinkedInではひとつのアイデアかもしれません。
例えば、ユーザーにあなたの企業もしくはブランドが提供している商品の使い方を紹介したり、ビジネスや業界に関する統計データを共有したり、
イベント情報の要約やまとめを紹介するのにカルーセルは最適なのです。
LinkedInカルーセルポストには最大300枚のスライドを含めることができるため、好きなだけ情報を深く掘り下げて使用することができます。
しかし、一般の企業はカルーセル投稿を比較的短くする傾向があり、基本的には3~6枚の長さに留めることが多いようです。
また、LinkedInのカルーセルポストは他のソーシャルメディアプラットフォームと異なり、アップされているカルーセルの投稿をダウンロードできるように設計されています。
3ページでも300ページでも、LinkedInユーザーはカルーセルポストをフルスクリーンモードで見ると、ドキュメントをダウンロードすることができるのです。
LinkedInのオーディエンスポールを活用してエンゲージメントを高める
カルーセル投稿では一度に多くの情報の拡散が可能ですが、もっとインタラクティブなコンテンツを投稿し、ユーザーのエンゲージメントを高めたい場合はどうすればよいのでしょうか?
LinkedInのポール機能を使えば、フォロワーに複数の選択肢からなる質問に答えてもらうことができます。
ポール機能とは、簡単に言えばLinkedIn上でユーザーにアンケートを実施できる機能です。
アンケート 1 件に対して、選択肢を 4 つ設定することができ、文字制限はアンケートの質問は 140 文字、選択肢は 30 文字という仕組みです。
(LinkedIn Polls – よくある質問について より一部引用:
https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/119641/linkedin-polls-?lang=ja)
質問に「投票する」ということは、ユーザーもコンテンツを制作している一員になるということなので、ユーザーに自らコミュニケーションに参加している感覚になってもらうことができます。
また、ポール機能を使うことで実際のオーディエンスの意見を把握できたり、質問次第で彼らの関心や改善点の発見にもつなげることができるのです。
LinkedIn Liveを活用してリアルタイムのバーチャルイベントを開催
コロナの影響でライブストリーミングやオンラインイベントはここ数年で大きく成長し、オーディエンスの要求が高まるにつれて機能も急速に進化を遂げています。
2022年にライブストリーミングでB2Bのオーディエンスにリーチしたいなら、LinkedIn Liveを利用することをオススメします。
例えば、ビジネス用チャットサービスを展開しているSlackは、LinkedInのライブ機能を活用してSlack LinkedIn Liveを開催しました。
このイベントでは、複数のゲストが参加し、ディスカッションベースのライブカンファレンスを放映。
トピックもビジネスに関わることについてをメインで取り上げました。
もし、あなたの企業がLinkedIn Liveイベントを配信するなら、事前にLinkedInに申請書を提出して承認を得なければなりません。
企業ページがLinkedIn Liveに承認されると、ライブイベントのスケジューリングとプロモーションを開始することができます。
イベントをスムーズに行う為にも、これらの承認はできるだけ早い段階で取得しておくようにしましょう。
LinkedInでは動画になると共有する確率はなんと20倍に?!
動画はさまざまなプラットフォームでも人気のあるコンテンツ形式ですが、LinkedInでもその効果は計り知れません。
LinkedInが公式に発表している情報によると、動画はプラットフォーム上で最も共有されるコンテンツであり、
ユーザーが動画投稿を共有する確率は20倍にもなると言われています。
つまり、オーディエンスに自社のコンテンツを宣伝してもらいたいのであれば、動画がベストなのです。
また、LinkedInは10分までの動画をアップロードすることができますが、メッセージによっては15秒や30秒など、より短い尺でメッセージを伝えることができるかもしれません。
自分のビジネスとオーディエンスに適した長さを決めるために、短いものと長いものを試してみるのも良いかもしれません。
LinkedInのアナリティクスを使用して、ユーザーがどのくらいの時間視聴する傾向があるか、どこで離脱しているのかなどを確認することも重要です。
もし、その動画から他のサイトやダウンロードページへオーディエンスを飛ばしたいのならば、CTAボタン(コールトゥアクション)を表示させることも忘れずに!
LinkedInでニュースレターを配信?タイムリーなコミュニケーションの提供を
電子メールのニュースレターと同様に、LinkedInニュースレターには、限定コンテンツから最新のブログ記事までどんな情報でもオーディエンスに届けることができます。
あなたのフォロワーはLinkedInから直接あなたのニュースレターを購読することができ、あなたが新しい号を発行するとプッシュ通知、
アプリ内、および電子メールで通知を受け取ることができます。
画像引用:https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/111912/linkedin-?lang=ja
このようなニュースレターはあなたの企業の情報だけでなく、その業界やトレンドについて詳しくまとめられることでさらに付加価値が生まれるでしょう。
ターゲットを絞り、彼らがシェアしたくなるようなニュースレターを制作してみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はLinkedInの使えるマーケティング機能6選をご紹介いたしました。
LinkedInは日本ではまだまだ、成長過程にあるビジネス向けソーシャルメディアプラットフォームですが、
今後シェアが伸びてくることを見越して今からさまざまなコンテンツを準備、テストしておいた方が良いかもしれません。
今回ご紹介したさまざまなLinkedIn活用術を利用して、LinkedInマスターになってみてください!