国内外で人気のインスタグラム(Instagram)のですが、運用を任されてしまったけれど、使い方がわからないというケースも多々あるようです。
そこで今回は、基本的な使い方からビジネスでの活用についてまとめました。
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そもそもインスタグラムが向いているビジネスとは?
インスタ映えなどの言葉も生み出されたように、インスタグラムは写真や動画を通して発信するツールです。
若い女性に人気があると思われがちですが、最近は年齢にかかわらず利用者が増えているので、どんな世代がターゲットでも活用できます。
それでは、投稿された写真や動画はどのように見られるのかというと、ユーザーはハッシュタグ(#)と呼ばれる単語や文章を検索して訪れることが多いです。
芸能人や著名人、有名ブランドなどは、名前を検索することですぐに見つけることができますが、
まだ知名度が高くない企業などであれば、投稿につけたハッシュタグの使い方次第で閲覧者が増えます。
そのため、まずは写真や動画で伝えやすい商品、サービスを扱うビジネスであることに加え、興味を持って検索されやすいハッシュタグを付けやすいことが条件と言えるでしょう。
具体的には、ショップや飲食店が向いていますが、日頃から統一感を持ったブランディングが大切です。
インスタグラムの基本的な使い方
ここでは、個人向けアカウントの基本的な使い方をまとめてあります。後半でビジネスアカウントの使い方をまとめてあるので、
すでに個人向けの使い方は理解しているという場合には、読み飛ばしてください。
インスタグラムのアカウント作成
インスタグラムは、PCのウェブ版も存在しますが、スマホアプリを使うのが一般的です。ここでは、アプリの使い方をご説明しますので、
最初にアプリをインストールしましょう。
インスタグラムの登録
インスタグラムのアカウントは、すでにFacebookアカウントを持っていれば連携させて作成できます。
Facebookアカウントを持っていない場合や、個人のアカウントと使い分けたいという場合には、電話番号またはメールアドレスで登録します。
インスタグラムのアカウント名は本名である必要がありません。そのため、会社名やショップ名、
ブランド名などこれから運用していく上で最適な名前をよく考えて使いましょう。
次にユーザー名が必要です。こちらは、@の後に表示される英数字を使ったものになります。
先ほどの会社名などをアルファベット表記にするのがおすすめですが、他の人が既に使用していると使うことができません。
この後、すでにFacebookページを持っている場合は、リンクさせます。
持っていない時や連携させたくない場合はスキップします。
プロフィールアイコンは、すでに撮影済みのものを選択しましょう。
撮影の際も、会社やブランドなどにふさわしいものになるようにしてください。
インスタグラムのプロフィール設定
アカウントの登録を済ませたら、すぐにプロフィールも設定するのがおすすめの使い方です。
アプリの右下に表示される自社のアイコンをタップするとプロフィール画面になります。
特に、WEBサイトがある場合は、ここでURLを入れておくと、ユーザーがリンク先も見てくれることがあるので、必ずやっておきましょう。
自己紹介も、会社やショップなどの概要をまとめておくことをおすすめします。
インスタグラムの投稿
インスタグラムの投稿は、フィード、ストーリーズ、リール、ライブ、IGTVと5つの使い方があります。
フィード
通常の投稿方法で、写真や動画にコメントやハッシュタグを付けて投稿します。
その場で撮影して投稿する方法と、すでに端末内にある写真や動画を投稿する使い方があります。
その場で撮影して投稿する場合は、+ボタンをタップした後に右下に表示されるカメラのアイコンから撮影を行います。
すでに撮影済みのものを投稿する場合は、+ボタンをタップした後に該当の写真や動画を選択します。
複数を選択したい時は、カメラアイコンの左にある複数投稿アイコンをタップします。
画像を選択したら、フィルターや編集で見た目を調整します。その後、文章やハッシュタグ、位置情報(必要であれば)を入力してシェアすると完了です。
一度公開した文章やハッシュタグは、後から変更できないので、もし間違ってしまったら、一度投稿を削除してやり直す必要があります。
ストーリーズ
ストーリーズは、基本的には24時間の期間限定で公開される投稿方法です。
タイムラインの上部に24時間円で囲まれた状態でキープされるので、キャンペーンなどを告知するのにおすすめです。
また、選択肢を作ってアンケートを取ることもできます。
タイムラインの一番左に自分のアカウントのアイコンが表示されていますので、それをタップします。
投稿したい写真や動画を選択し、文字やスタンプを入れることができます。
投稿の際は、送信先の選択がありますが、ビジネスアカウントなら多くの人にオープンにした方が良いので、全体公開を選んでください。
24時間経過後も残したい内容であれば、ストーリーズを表示させた右下にあるハイライトボタンをタップすると、プロフィール画面に保存されます。
リール
リールは、15秒か30秒の動画に音楽やエフェクトを付けて投稿できる機能です。
インスタグラムを開いて中央下部にあるアイコンがリールです。ここをタップするとおすすめユーザーのリールが表示されます。
リール画面の右上にあるカメラアイコンをタップすると、動画を撮影することができます。
撮影済みの動画を使う場合は、撮影画面で左下の角丸アイコンをタップすると選択できます。
使う動画が決まったら、左側のエフェクトアイコンで音楽や加工を加えていきます。
ライブ
ライブはその名の通り、リアルタイムで動画を投稿できる機能です。
担当者が口頭で商品説明を行うといった使い方ができますが、あくまで視聴者とのコミュニケーションがメインとなるため、
しっかりとその場で質問などに答える必要が出てきます。
とは言え、ライブはインスタグラム内で露出度が高まるので、うまく活用したいです。
通常投稿の画面で一番右までスワイプすると、ライブ配信画面になります。
中央下部のボタンをタップするとすぐにライブ配信が開始されるので、事前に通常フィードなどで日時を告知しておくのがおすすめです。
IGTV
1分以上の動画を投稿したい場合は、IGTVが便利です。
これについては、インスタグラムのアプリ内にも投稿機能はありますが、IGTV専用のアプリが連携しているので、こちらがおすすめです。
インスタグラム内から投稿する場合は、プロフィール画面右上の+ボタンをタップするとIGTVを選択できます。
インスタグラムのリアクション機能
インスタグラムでは、投稿したらOKではなく、特にビジネスアカウントであればその後のリアクションが大切になってきます。
投稿に対し、コメントやダイレクトメッセージが届いたときにはチャンスです。
一つ一つ丁寧に返信するのが望ましいですが、数が多くなってきた場合には「いいね」をタップする、スタンプを返すだけでも違います。
また、誰かが自社についてポジティブな投稿をしてくれた場合、その投稿をストーリーズとしてシェアすることができます。
そうすることで、ファンが自主的に投稿を増やしてくれる可能性が高まり、認知度アップにつながるでしょう。
インスタグラムのビジネスアカウントの使い方
インスタグラムのビジネスアカウントは、広告が出せるというのが大きいですが、
その場合はFacebookアカウントと連携させていることが必須条件となるため、先にFacebookページを作成しておいてください。
インスタグラムのビジネスアカウントへの切り替え方法
個人アカウントからビジネスアカウントに変更する際は、プロフィール画面右上の三本線をタップします。
設定→アカウント→プロアカウントに切り替えると進みます。
まず、ビジネスまたはクリエイターを選択します。企業やブランド、ショップといった場合でショップ機能などを使うなら、ビジネスを選んでおいた方が無難です。
クリエイターは、ビジネスとしてよりもアーティスト的な活動がメインになります。
メールアドレス、住所、位置情報は、もちろん会社やショップのものを入力してください。
インスタグラムのビジネスアカウントの機能
インスタグラムをビジネスに切り替えると、使えるようになる機能があります。これらを積極的に使い、活用していきましょう。
インスタグラム広告
インスタグラムの広告は、アプリから直接出稿できますが、パソコンを使った広告マネージャからの出稿の方が幅広い機能を使用できるので、おすすめです。
いずれにしても、インスタグラムで広告を出すには、Facebookのビジネスアカウントや広告アカウントが必要となります。
インスタグラムインサイト
インサイトというのは、ユーザーのデータを見ることができる機能です。
どの年齢層が多いのか、どの時間帯が多いのかなど、投稿を見た人のデータから、投稿に適した内容や広告ターゲットなどをつかむことができます。
ショッピング
インスタグラム内にショップを作成することができる機能です。
インスタグラムの投稿を見て商品に興味を持ったユーザーが、すぐに購入できるので、ぜひ活用したいです。
ただし、要件や審査があるので、事前にしっかり確認の上ショップ構築を行いましょう。
インスタグラムの使い方をマスターして市場拡大を狙おう!
インスタグラムの使い方は、一見難しそうですが、やってみると意外と簡単です。
若者向けと思い込んでいる人も多い中、まだまだ幅広い年齢層に訴えかけることができる余地が残されているので、ぜひ企業でも取り組んでもらいたいです。
ただ、運用にはそれなりの時間と労力がかかりますし、広告出稿についてもよくわからないという担当者の声も聞かれます。
そうした場合には、プロにまかせるのがおすすめです。