Facebook広告出稿にチャレンジ!自分でやってみよう

Facebookに広告を出したいけれど、難しそうと思っている企業の担当者様向けに、広告の種類や料金、出稿の流れをまとめました。Facebook広告マネージャを使いこなして効果的な運用を目指しましょう。

Facebook広告の種類

広告出稿の前に、どのような種類があるのか確認し、それぞれの特徴を生かして選択していきましょう。主な種類と、必要な素材のサイズなどをご紹介します。

  • 写真

静止画で写真を表示させるシンプルなタイプです。大体見出しは25文字、説明は90文字の文字数が推奨されています。画像のサイズは、Facebookだけの出稿なら1200x628 ピクセル、Instagramへも出稿する場合は、1080x1080 ピクセルが規定です。

  • 動画

動画で出せるタイプです。文字数は静止画と同じく、見出し25文字、説明90文字推奨です。動画のサイズは、最大4GBで、アスペクト比は9:16~16:9におさまっている必要があります。長さは1秒以上240分まで。

  • カルーセル

2~10枚の複数画像を横一列に並べ、スワイプすることで表示できるようになっています。文字数は、静止画同様、見出し25文字、説明90文字が推奨です。

  • スライドショー

静止画や動画を組み合わせて作る動画タイプで、音楽を入れることも可能です。画像サイズは1280x720 ピクセル、アスペクト比は16:9、1:1、4:5のいずれか。動画ファイルの場合は、.movか.mp4形式を使います。

  • コレクション

一つの広告をクリックした後、その他の広告を自由に組み合わせて表示させ、リンクへとつなげることができます。ただ、モバイルにしか表示できません。画像の最小値を幅400、高さ150ピクセルにしてください。

  • インスタントエクスペリエンス

こちらもモバイルのみの形式です。任意のテンプレートに沿って画像などを入れていくことで、ユーザーがタップした後、全面に表示されます。横幅1080ピクセルの画像、2分以内の動画の使用が推奨されています。

Facebook広告の料金体系

出稿の前に、料金体系についても知っておきたいです。Facebook広告は、インプレッション課金とクリック課金の2種類があります。

インプレッション課金は、広告が1000回表示されたことに対し料金が発生する仕組みで、誰もクリックしなくても支払いが生じます。

クリック課金は、クリックしてもらって初めて料金が発生する仕組みですが、いいね!に対しても料金が発生してしまいます。

いずれの場合も予算を設定することができるので、設定しておけば知らないうちに巨額の支払いということにはなりません。アカウント単位、キャンペーン単位、広告セット単位で上限などを設定できます。

Facebook広告ライブラリの活用

Facebook広告をこれから始めようとする人におすすめなのが、Facebook広告ライブラリの活用です。Facebook広告ライブラリは、広告の透明性を高めるために公開されたデータベースです。

<リンク>

広告ライブラリ|Facebook

競合他社を検索して情報を見ることができるので、広告作成・運用の面で大変参考になります。特にレイアウトも見ることができるので、どのような広告を作ったらよいかわからない人は、まず成功事例をたくさん見て研究してください。

広告ライブラリはFacebookのアカウントが無くても利用できるので、その他の広告全般を担当する人にとっても参考になります。

Facebook広告マネージャの使い方

それでは実際にどんな広告を出稿するか大体決まったという方向けに、広告マネージャの使い方を見ていきます。必要な準備もあるので、初めての方は合わせて用意しましょう。

Facebook広告マネージャを使うのに必須の条件

Facebook広告マネージャを使うためには、まずビジネスマネージャが必要です。ビジネスマネージャは、名前の通りビジネスのためにFacebookを使う場合のアカウントです。先に個人アカウントを作成し、ビジネスマネージャを作成します。

ビジネスマネージャが作成できたら、Facebookページと広告アカウントも作成する必要があります。Facebookページは、ビジネス向けのページで、やはり広告出稿には必須です。これとは別に、広告アカウントも作成し、広告マネージャから広告の詳細を設定していきます。

Facebook広告マネージャからの出稿方法

広告マネージャから作成をクリックし、目的やキャンペーン名、予算を入力します。予算は少なく設定し、後から増やしていくのがおすすめです。

キャンペーンの次の階層にあたる広告セットで、地域や年齢など対象となるオーディエンスや詳細ターゲットを設定します。FacebookやInstagramなどの配信先を配置から設定します。

その後、いよいよ広告の作成です。希望の広告種類を選択し、素材やテキストを使っていきます。

Facebook広告マネージャの見方

出稿して運用が始まったら、広告マネージャに様々なデータが蓄積されていきます。これらの状況を見て、効果が上がるように修正を繰り返していく必要があるでしょう。

広告マネージャにログインすると、上部に4つのタブがあります。アカウント概要、キャンペーン、広告セット、広告です。右のタブに行くにしたがって一つ一つの広告の詳細を見ることができます。

広告を出稿しても、審査に通らず配信されていないことがあります。未配信を防ぐためにもキャンペーン、広告セット、広告タブをそれぞれ確認しておきましょう。

パフォーマンスボタンからは、期間を限定してエンゲージなどの詳細情報を表示させることもできます。

チャートを見るボタンからは、広告を見た人、クリックした人、費用をグラフで確認することができて便利です。配置別のパフォーマンスも確認できるので、最も効果の高い場所に表示させていくとよいでしょう。

Facebook広告は出した後も効果を測定して高めることが大事

Facebook広告は、100円から出稿できる手軽な広告ですが、やはり出した後も定期的にチェックして修正、最適化を行っていくことが大切です。広告マネージャ内のレポートなどを参考に、コスパの高い広告運用を目指してください。

それでもやはり、自分ではなかなか難しいという場合には、広告運用のプロに任せるのも一つの方法です。

 

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著者紹介

広告運用者
1989年生まれ。東京都出身。
得意項目:数学 データを分析しFacebook広告を中心に広告効果の追求を行うべく運用業務に従事。