ShopifyでECサイトを開設したけど、
「集客って難しそう」
「そもそも集客の方法が分からない」
「競合と差別化する方法が分からない」
こんな悩みを抱いたことはありませんか?
そんな悩みを抱えている方向けに、今回は集客の基本的な方法から競合と差別化する方法まで徹底解説します。
Shopify成功のポイントは集客力にあります!正しい集客方法を理解することで、限りなく成功に近づきます。
Shopifyで売り上げを上げたい方はぜひ最後までご覧ください。
CONTENTS
Shopifyの集客でおすすめのアプリ
Shopifyの集客を伸ばす手段として、アプリは有効です。
使いやすいアプリを選択し、正しく活用することで売り上げを伸ばせます。
今回は数多くあるアプリの中から、集客を伸ばすおすすめのアプリをご紹介します。
Shopifyの集客力を伸ばす参考にしてみてください。
SEO Manager
多くのレビューと高い評価を獲得しているShopifyのSEOアプリです。
SEOを分析するなら一通りの要素を網羅しているので、安心して利用できます。
Googleはキーワードごとに評価ポイントを変えているので、検索順位を上げたいキーワードごとに評価ポイントを分析することが可能になります。
また、ユーザー意図やGoogleの意思によって順位変動が起きるので、順位を監視できることも重要な要素です。
キーワード選定のサポートや検索順位が伸び悩んでいるサイトの手助けになります。
「検索エンジンからも集客したい!」「検索順位を上げたい」という方にはおすすめのアプリです。
利用料金:月額20$(7日間の無料期間あり)
Facebook Channel
Facebookカタログへの商品掲載やInstagramのショッピング機能と連携できるアプリです。
ShopifyでFacebook広告キャンペーンを作成できます。
SNS運用は集客にとって大切で、SNSからの認知を得ることで自社サイトに集客できます。
効果的なSNS運用をすることで、新規顧客獲得や顧客のファン化が見込めます。
「SNSからShopifyの集客を上げたい!」という方におすすめのアプリです。
利用料金:無料
One Click Social Login
顧客の持っているSNSアカウントで自社サイトへログインができるようになるアプリです。
売り上げを伸ばすために大事なことは、顧客がストレスなく購入にいたることです。
会員登録が面倒で購入をやめるケースは多いです。
このアプリを導入することで顧客の離脱率を下げ、売り上げを最適化できます。
利用料金:Basicプラン月額2.99$(10種類のSNSと連携可能)
Standardプラン月額4.99$(分析レポートが閲覧可能)
Proプラン月額9.99$(ポップアップ表示などの追加機能あり)
Shopifyメール
Shopifyが提供するメールによるマーケティングアプリです。
Shopifyで得た顧客情報を使い、メールマガジンを送ることができます。
顧客に直接リーチがかけられるため、リピート購入につながりやすく、顧客関係を継続的に構築できるメリットがあります。
メールマーケティングをやったことがない方でもテンプレートが用意されているため、感覚的につくることができます。
自由にカスタマイズできる文字やボタンもあるので、利用者のスキルに合わせて活用可能です。
また、顧客の開封率やクリック率も分析できるので、改善作業も行うことができます。
利用料金:無料(毎月2500通まで)
それ以上の場合は、1000通ごとに1$加算
競合と差別化するなら必ずおさえよう!Shopify集客の方法
SNS運用
Shopifyでは以下のような、さまざまなSNSとの連携が可能です。
Shopifyと連携できるSNS
SNS運用は集客において必須です。
なぜなら、SNSは今や大衆化し、利用ユーザーが多いからです。
SNSを通して双方向のコミュニケーションを取ると、信用がたまっていくので、顧客からファンに変わり、ファンが商品情報を拡散してくれるようになります!
この段階になると口コミで商品の情報が拡散し、「あの人にオススメされたから」という意味が商品の付加価値としてつきます。
このように、インターネットのインフラが整った今、無料で使えるSNSを活用しない手はありません。
YouTubeの活用
SNSと同様、無料で使える集客ツールです。
動画で伝えられる情報量は多く、商品の魅力を最大限に顧客に伝えることが可能です。
認知を伸ばすまでに継続的に地道な作業は必要ですが、動画はコンテンツ資産として確実に積みあがっていきます。
今やYouTubeの利用者数認知度は爆発的に伸びているので、効果的な動画を配信すればブランド価値向上や認知度向上も見込めます。
無料で行うことができる集客ツールなので、しっかりと活用していきましょう。
広告運用
広告は正しく活用することで、投資金額以上の費用対効果が見込めます。
特にFacebookはユーザーが実名登録しているという特徴があり、ユーザーが基本データを正確に入力するため、Facebook広告は正確な個人情報を用いてより精度の高いアプローチが可能になります。
Shopifyと連携することで、Shopify内でコンバージョンを確認するための管理ができ、広告のクリック率のデータを分析することも可能です。
具体的な広告方法としては、あなたの商品に似た商品に関心があるユーザーにあなたの商品情報を届けたり、一度あなたのショップを訪れたユーザーに対してカタログ広告を配信できたりします。
集客の初期段階で使うと効果的な広告媒体です。
もう一つ基本的な広告運用としてあげられるのが、Google広告です。
Google広告にはさまざまな種類がありますが、Shopify集客に最も合うのが「ショッピング広告」です。
Googleショッピング広告は、検索したキーワードと関連度が高い商品を検索結果に表示してくれます。
商品の名前や商品画像、商品の値段まで表示可能です。
こちらもShopifyと連携することによって、Shopify内でコンバージョンを確認するための管理ができ、広告のクリック率のデータを分析することが可能です。
ただ、中長期的に運用することで広告の精度が上がり、結果が出るようになるため、初期段階でも月数万円〜10万円ほどは広告費に使う方が効果的です。
もちろん広告費に余裕があればもっと広告費にかけても問題ありません。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、インターネットを活用した広告手段のひとつで、商品を自分のメディアで代理紹介することによってお金を稼ぐことができる仕組みです。
広告主とメディアをつなぐASPに登録し、広告バナーを発行し、自分のメディアから顧客がクリックや商品を購入するとアフィリエイターに成果報酬が発生する仕組みです。
アフィリエイト広告でアフィリエイターに支払う紹介料は、一般的には自社商品における売り上げの2〜15%ほどで設定されています。
多くのアフィリエイター媒体があなたの商品を宣伝してくれるため、商品の認知がまだされていない初期段階では効果的な集客方法です。
アフィリエイト広告にかかる費用は以下の通りです。
初期費用(相場5万円)
月額費用(相場4万円)
成果報酬分の費用(相場商品価格の数%)
手数料(アフィリエイターに支払う報酬の30%)
オリジナルコンテンツ作成+発信
Shopifyのブログ機能かWordPressなどのツールでブログ運営することで、Googleなどの検索エンジンからの集客が可能になります。
ブログ運営には競合リサーチとコンテンツ改善の地道な作業が必要になりますが、SEOを行い、上位表示されるようになれば安定した集客が見込めます。
費用に関しては、Shopifyのブログ機能であれば月額9$から利用可能です。
WordPressなどのツールに関しては、サーバー代やドメイン代がかかるので、年間3〜5万円は見ておいた方がいいでしょう。
インフルエンサーに紹介してもらう
インフルエンサーに声をかけ、商品を発信してもらうことで、自社サイトでオリジナルコンテンツを作って配信したり、自社でSNSにて配信するよりも、多くのユーザーにリーチすることができます。
ただ、インフルエンサーと言ってもさまざまなジャンルのインフルエンサーがいるので、あなたの商品を届けたいターゲット層とインフルエンサーのフォロワー層がリンクしている必要がある点は注意が必要です。
商品を紹介してもらうためにインフルエンサーにアプローチする方法は3つあります。
・ブログやSNSからDMでインフルエンサーに直接アプローチする
・インフルエンサーマーケティングを行っている広告代理店に依頼する
・インフルエンサーに商品をプレゼントし、商品の良さを知ってもらう(先にGiveする)
インフルエンサーも人なので、どのアプローチ方法をするにしても、インフルエンサーにとってのメリットがないと紹介してもらえません。
なので、「あなたがインフルエンサーの立場だったら、どのようにしたらあなたの商品を紹介したくなるか?」という観点から考えると、適切なアプローチ方法が見えてきます。
上手くいけば効果が大きい集客方法なので、ぜひチャレンジしてみてください。
Shopify集客での差別化戦略のポイント
前章で紹介した基本的な集客にプラスアルファで取り組むことで差別化していきましょう。
モバイル端末に適応したShopifyのサイト設計をする
PayPal(ペイパル)の「モバイルコマースに関するグローバル調査」によると、日本人の4人に3人がモバイル端末でECサイトを利用すると言われています。
ユーザーの利用状況の情報を元にWebサイトを構築し、スマートフォンでも余計なストレスがなく、快適に利用できるようなサイト設計が重要です。
パソコン上では綺麗に見えている画像や文字でも、モバイル上では画像が不鮮明であったり、文字が見にくかったりすると離脱率が上がってしまいます。
常にユーザー目線で、「どうやったらストレスなく購入にいたるか?」という観点でサイト設計をすると競合との差別化にもつながっていきます。
口コミが発生する仕組みを作る
「競合と差別化するなら口コミを制すべき」と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
現代の人の購買行動は「機能性」よりも「心理」が重視されます。
「親しいあの人がすすめてくれたから間違いないだろう」という購買心理です。
もちろん機能性が低くても良いわけではなく、現代は機能性が高いのは当然。
で、機能性で差別化するのが難しくなった時代背景が関連しています。
インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」によると、口コミは購買判断の50%に影響するとされていて、日常生活の中での口コミは広告よりも倍以上の効果があります。
以下の要素をもとに、口コミ発生の仕組みを作ってみましょう。
- 商品のストーリーを作る
- 人の感情に訴求する
- 人の目に触れる仕掛けを作る
スターバックスはカフェではなく「人々の心を豊かにする空間」というコンセプトで差別化に成功しました。
「スターバックスに行ったら落ち着いた時間を過ごせる」という口コミが広がり、今や商業施設にスターバックスが入っていることが多く、人の目に触れる機会も多くなっています。
商品の実用的価値が高いのは当たり前ですが、プラスして人の感情に響くような(意味を感じる)仕掛けを作ることで口コミが発生します。
意図的に口コミを発生させようとして取り組んでいる競合は少ないので、こういった点において差別化していきましょう。
差別化戦略の土台を築く
差別化戦略の基礎は「競合の商品・サービスと比べて特異性がある」ということです。
これは低価格にして差別化を図るということではなく、競合と比べて商品やサービスの魅力が突出するオリジナリティがあるということです。
しっかりとした土台を築くことによって、価格競争から脱却でき、利益率を伸ばしていくことができます。
マーケティングで差別化する
マーケティング視点による差別化は競合を徹底的に調査するところから始まります。
競合の強みや弱みを発見することは、自社の強みを発見することに役立ちます。
そのために企業や商品を見つめることは大切で、競合リサーチをすればするほど自社の強みが明確になっていきます。
次に、顧客のニーズをあぶり出していきます。
自社の強みが分かっていても顧客のニーズとずれていては売り上げにつながりません。
しっかりと顧客が求めていることを言語化していきましょう。
最後に、顧客のニーズと自社の強みをマッチさせて競合との差別化をはかることが可能になります。
商品のストーリーで差別化する
ストーリーは顧客が自分との関連性を感じたら一気に興味を持ってもらえます。
例えばジャパネットたかたでは、テレビ電話を売る時に「お孫さんとの上質な時間」というストーリーで打ち出したところシニア層の支持を集めることに成功しました。
顧客の層を明確にすることによって、より精度の高いストーリーを作ることが可能になります。
商品開発の背景にあるストーリーが顧客に刺さるようにデザインしていきましょう。
Shopifyの集客効果を高める分析ツール
Shopifyの分析ツールを使いこなすことによって適切な改善策を実施することができ、売り上げアップにつながります。
そこで、集客効果を高める分析ツールをご紹介します。
Shopifyのストア分析
Shopifyの標準に搭載されているストア分析は便利です。
- 販売合計
- 合計セッション数
- コンバージョン率
- 平均注文金額
- 上位商品の表示
などがダッシュボードで確認できます。
また、レポート機能も搭載されていて、売り上げや利益率、顧客の決済情報やカート情報まで分析可能です。
アプリによる分析
Shopifyの標準機能にプラスアルファでアプリを使用すると、さらに細かい分析が可能になります。
数値的な情報を視覚化してくれるのが「User Insight」というアプリです。
「User Insight」は顧客の動きの強弱を色によって可視化してくれます。
データ分析初心者でも「ここはよく読まれているな」「ここは読み飛ばされているな」ということが瞬時に判断できるので、表現方法の改良に役立ちます。
クリックや移動した方向を記録してくれるので、よくクリックされている場所を把握することも可能です。
サイトのボタンの配置やレイアウト変更の際にも大変役立つツールです。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは顧客の属性や流入経路を知ることが可能です。
アクセス数だけではなく、サイト訪問者が使っているデバイスや地域分析もできます。
Shopifyだけでなく、さまざまなサイトのアクセス解析で利用されているので、使用方法や分析の情報が多いのもメリットのひとつです。
Google Search Console
Google Search ConsoleはGoogleで検索情報を取得できます。
具体的には、流入キーワードや自社サイトの順位、各キーワードのクリック数
・クリック率などを把握できます。
検索エンジンからの集客効果を高める際に重要な分析ツールの一つです。
Shopifyの集客での注意点
Shopify集客の注意点を事前に把握することによって、適切な行動が取れるようになります。
日本語対応が間に合っていない
Shopifyは2017年の日本語サービス開始後、日本語対応をすすめていますが、間に合っていない部分があるのが現状です。
そのため、一部テンプレートやアプリでは表記が英語のままなので、困惑する方もいます。
ただ、基本的な操作は日本語で表記されていて、自分で必要な情報を検索できる人であれば、英語が堪能でなくてもShopifyを使いこなすことはできます。
サポート体制が十分ではない
Shopifyのメールサポートに関しても、日本語対応と同様に間に合っていないのが現状です。
そのためサポートメールの返信に2〜10営業日かかることが多いです。
ただ、日本でShopifyの利用者数が急増しているので、ショップオーナーのShopifyコミュニティに参加することでコミュニティ内で質問して他のShopifyサイトオーナーにアドバイスしてもらうことで改善できることも多いです。
そういった横のつながりも意識するとスムーズに運営できます。
まとめ
Shopifyの必ずおさえておくべき基本的な集客方法から競合との差別化する集客方法まで解説してきました。
ShopifyはAmazonや楽天などと比べて、サイトを作るだけでは集客ができません。
SNSやアプリ、その他ツールを駆使して独自に集客する必要があります。
そのための指標になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。